ごきげんよう、まんきんたんです。
昨日の朝、職場の事務員さんが突然、キャ~
と叫んだんだ。
何事かと思ったら、足元に蛾(ガ)が飛んできたらしい。
「ハエトリグモのお話を聞いてから、家にいるちっちゃなクモは気にしなくなったんですけどね」
なるほどー、じゃあ今日は蛾の話をしようか?
まんきんたんも詳しくはないんだけどね。
そうだなー、夜に咲く花があるのは知ってる?
「えっ、知りません。そんな花があるんですか?」
「月下美人」とか聞いたことない? 熱帯地方原産の植物や野菜の花に多いんだよね。
そういう花は蝶が活動しない夜に、誰に受粉を手伝ってもらうと思う?
「あ、もしかして蛾!?」
そう、蛾とかコウモリとか、夜行性の生きものと共生関係にあるんだ。
そもそも、蝶と蛾は進化の過程で生活スタイルが昼と夜に分かれただけで、蝶はかわいらしい、蛾は気持ち悪い、というイメージができあがってしまった。
これは、脳に植え付けられた先入観なんだよ。
「でもお腹が太いし、色も地味だし…あ!夜行性だから地味でもいいわけか
」
そうそう、他に蝶との違いで大きな点は、蛾は繭(まゆ)を作ることだよね。
蚕(カイコ)の繭(マユ)は絹になって、昔から人間の生活にとって欠かせない衣類の材料なんだよ。
蚕蛾以外の蛾だって他の生きものにとって欠かせない存在になっているはずなんだ。
実はそんな蛾がこの世に生きているのは、「子孫を残し続けること」だけが目的のような人生なんだよ。
イモムシの間は昼も夜も野菜を食べ続けるんだけど、成虫になると、オスは飛び回ってメスを探し回り、交尾して2~3日で死んでしまうんだ。
交尾できなかった多くのオスも数日で死んでしまう。
そして、メスは初めから物を食べられない口で生まれ、受精後たくさん卵を産んでやはり数日で死んでしまうんだよ。
もちろん蛾にもいろんな種類があって、まだまだわかっていないことだらけなので、これがすべての蛾の生態というわけじゃないけどね。
それにしても蛾って、ほとんどの人から嫌われてるよね。
おもしろいのは、だいたい名前の響きがいけない、と蛾の学会の会長も言っていてね、日本人は、「ガギグゲゴ」と付く言葉が嫌いな傾向にあると言うんだよ。
ゴキブリとかゲジゲジとか…納得だよね?
それに、悪者や嫌われ者にはわざと濁点のネーミングが多く採用されているんだよ。
たとえばドラクエシリーズの歴代ラスボスの名前を見てみると。
ゾーマ
デスピサロ
ミルドラース
デスタムーア
オルデミーラ
ラプソーン
エルギオス
冥王ネルゲル
魔王ウルノーガ&邪竜ウルナーガ
邪神ニズゼルファ
ね? なんとなく「ラプソーン」だけ憎めない名前の響きになってるだろ。
だから、蛾はもうちょっとかわいい名前に変えたら、好きになってもらえるんじゃないかと言ってるんだ。
言霊だね。
個人的に思うのはね、蛾って虫へんに我って書くよね。
赤ちゃん命名辞典にね、さすがに蛾っていう字はないけど、我っていう字はあるんだ。
それによると、我は芯の強さや慎み深さを感じさせられる漢字だから、
「他人の個性を認め、自分の才能を伸ばせるような子に」という願いをこめて名づけることができるとあるんだね。
まさに、人間も蛾たちの個性を認め、自分の器を広げられるといいなと思うんだよね。
つまりは、嫌いな人の行動も、その理由や原因を知ると、たいてい理解できるってこと。
ちょっと強引なオチだったかな。![]()
では、今日も陽気で、良い一日を
Yo





