にほんブログ村 オヤジ日記ブログ がんばるオヤジへ

 

ごきげんよう! まんきんたんです。

 

『浅草キッド』を見て、ストリップ劇場を取材していた時代のことを思い出して、つい余計な思い出を書いてしまいそうだけど、これから書くのは全部実話だからね。

 

20年前は道後ミュージックで「花電車」もやってたんだよ。にやり

 

 

「花電車」っていうのは“お客さんを乗せない電車”という意味で、純粋に芸を見せる踊り子さんのショーのことなんだ。

 

「最後の花電車芸人」として、2014年にマツコ・デラックスの番組にも出演したことがある、ファイヤー・ヨーコ姐さんがいた。

 

 

この人はアソコから火を吹くという荒技を得意としていて、他にもアソコで吹き矢を飛ばしてフーセンに当てて割ってみせたり、膣圧の強さを証明するためにオロナミンCの栓を抜いたり、クラッカーのひもを引いて鳴らしたり、ステージごとに違う新技を披露しては驚かせてくれる人だった。

 

ストリップというのは単に裸を見せる人だけではなく、こういったエンターテインメントにこだわった個性的な人も何人かいたんだよね。

 

 

踊り子さんもピンキリで、本当にプロ意識の高い人は、肌も吹き出物ひとつなく手入れしていて、下着の跡さえ残さない。

 

ステージも構成を考える専門家に依頼して、しっかりリハーサルを積んでいる人のものは、踊りと音楽と衣装にちゃんとストーリー性があって、思わず見入ってしまうものもあった。

 

今でも平原綾香の『Jupiter』を耳にすると、そんなステージが思い浮かんでくるので困ってしまう。ショック

 

 

「浅草キッド」で「やらせないわよ」というのが口癖の踊り子さんがいたけど、ほんとあんな感じの物言いのプライドの高い人がいたり、こちらが取材時に目線に困っていると、わざとすっぽんぽんで現れて反応を見てからかわれたりしたものだ。

 

 

そして、何より驚いたのは、お客さんの方。常連客のショーの盛り上げ方だよ。

 

昔、タンバリン芸人の「ゴンゾウ」っていうのがいたけど、ああいうタンバリン使いがステージ後方に何人も立って踊ってるんだ。

 

 

投げテープもいっぱい飛ばして、飛ばしっぱなしにせずすぐに回収して場内に散らかさないようにしていたから、てっきりタンバリンマンもテープマンもスタッフなんだろうと思っていたら、これが実はお客さんだったんだ!

 

 

ストリップって観客がステージにかぶりついて見ているものと思ってたら、なんと明るく楽しいライブが繰り広げられていることにまずびっくり!

 

踊り子さんのステージが終わると、ポラロイドショーといってその踊り子さんの写真やツーショット写真を500円で撮らせてもらえて、それはそのまま踊り子さんの売上になるんだけど、これを売るのが絶妙にうまい人と、マッチ売りの少女くらい下手な人がいて、そのやりとりも興味深かったなぁ。ウインク

 

ひいきの踊り子さんを、日本全国追っかけてるお客さんがいることも知って、何人かに取材交渉してみたけど、みんな断られてしまった。ぐすん

 

でも、不思議でしょ? その人たち、仕事何してるんだろうとか、何が目的なんだろうとか、気になるじゃないですか。

 

 

未だに謎なんだけど、その人たちはポラロイドショーで、何枚も撮っているはずの写真を毎回購入して、しかも裸のポラも撮らせてくれるというのに、着衣の写真しか撮らないんだ。

 

いつも花束とかプレゼントを渡していたけど、あのお金もどうしているんだろうと謎で仕方なかった。

 

 

それが後にAKBの総選挙で投票券を手に入れるのに、同じCDを何枚も購入するファンを見て、「あ、これと同じ心理だったのか!」と閃いたのですよ。

 

もしかしたら秋元康も、ストリップを参考に商売を考えたのかもね。

 

つづきは、またね、See you!

 

  にほんブログ村 オヤジ日記ブログ がんばるオヤジへ