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ごきげんよう! まんきんたんです。

 

ストリップのことを書こうと思う。

 

まんきんたんがストリップ劇場に通っていたのは、実は個人的な趣味ではないんだ。

 

 

初めは友人と会社を立ち上げ、一緒に創刊した男性向け娯楽情報誌のネタ探しからだった。

 

ローカル版「プレイボーイ」を創ろうと、男が興味を示すあらゆるものをリストアップして、その道に通じている地元の人に記事を書いてもらい、ページを作っていった。

 

 

「パチンコ」「麻雀」「競輪」「競馬」「競艇」「将棋」「ピンク映画」「写真集」「AV」「ゴルフ」「プロ野球」「高校野球」「プロレス」「格闘技」…ありとあらゆるジャンルを取り上げた中の一つが「ストリップ」だったわけだ。

 

「ニュー道後ミュージック」に交渉して、興行スケジュールを掲載する代わりに入場割引券をつけさせてもらうことからスタートして、やがて、AV上がりの踊り子さんを表紙モデルに使わせてもらえないかと交渉。

 

 

それまではAV会社から提供してもらっていたポジフィルム(画像)を購入していたのだが、そうしたほうが踊り子さんにギャラを払っても安く上がる計算だったんだ。

 

この交渉はうまくいき、やがて表紙だけはなく、巻頭グラビアとしても出てもらうことなる。

 

 

具体的な金額や踊り子さんの名前は伏せるが、踊り子さんと直接交渉してみると、全国紙のグラビアに掲載されて手にするギャラは、子供の小遣い程度しかなく、ほとんど事務所の取り分になっていたようなのだ。

 

だから、事務所を通さずにギャラを渡すという話をすると、ほとんどの踊り子さんは喜んでくれたものだが、中には事務所に報告しないと受け取れないからという生真面目な人もいて、結局、事務所にほぼ搾取されたギャラで納得する人もいたんだ。

 

 

最終的には踊り子さんと交渉する際に、まずは事務所に報告してもらったり、直接こちらで交渉して、直営業の許可がもらえた場合は直接撮影時に現金で渡して、許可が出ないところは事務所に同じ金額のギャラを振り込むというスタイルになった。

 

こんなことを経験してたので、よしもとの闇営業事件が起こった時に、興行にはありがちな話ーと特に驚きもしなかったし、すぐに事情は飲み込めた。

 

 

やがて本が売れるようになると、踊り子さんのモデル代も当初の3倍、5倍と上げて行った。

 

おまけに往復の航空運賃とホテル代まで支払えるようになったが、そんなことよりも喜ばれたのが、撮影の合間に連れて行った讃岐うどんの店だった。

 

 

松山での撮影の時は大黒屋が多くて、ここもとても喜んでもらえたけど、坂出の「がもううどん」はどの人も感動してくれたなぁ。

 

仲間の踊り子さんにそういった話を広めてくれたおかげで、モデル交渉しても歓迎されるようになったものです。ほっこり

 

 

おっと、当時の時代背景も触れないといけないね。雑誌を創刊したのは今から22年前、1999年の話。

 

当時、ストリップに限って言うと、ちょうどビートたけしが浅草フランス座を辞めてから20年は経っていた頃なので、単に裸を見せる興行としては完全に消滅しかけていた頃だった。

 

 

ちょうどストリップの転換期の頃で、踊り子さんのタイプもさまざま。

 

今では考えられない昔ながらの「本番まな板ショー」もあったし、ムチやろうそくを使った「緊縛SMショー」なんかもあった。アセアセ

 

 

そんな中でまんきんたんが興味を引いたのは、あそこで「吹き矢」を飛ばすといった“特技”を持った踊り子さんや、出し物自体がストーリー性を持っていて素晴らしく完成されたショーを魅せてくれる踊り子さんの存在。

 

そして、さらには、そのショーを全力で盛り上げる、ひいきの踊りさんの“追っかけ”をしているお客さんの存在だったんだ。

 

 

長くなりそうだから、少しずつ書くとしよう。

 

才能豊かでいろんな芸に秀でていた踊り子さんや、職業意識が高く、プライドも高かった踊り子さん。そんな踊り子さんに魅了され、全国各地の劇場を巡る“追っかけ”たち。

 

まだAKBが登場する前の時代だった。

 

 

↑この写真は今から2、3年前、道後ミュージックの看板に、懐かしい名前を見つけて、約20年ぶりに再会した踊り子さんと撮らせてもらったもの。

 

そういえば思い出したけど、踊り子さんって絶対に年を取らなくて、初対面で“はじける二十歳”がキャッチフレーズだった子が、2年後の取材でも“はじける二十歳”だと言ってたっけ。(笑)

 

今日はこの辺で。

 

 

じゃあ またね、See you!

 

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