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ごきげんよう! まんきんたんです。

 

今日は「新聞記事も疑おう」、というお話。

三日前の新聞にこんな記事が載った。

 

 

 

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 巧みにコケなどの姿をまねるため

長く未発見だったガガンボという昆虫の幼虫8種を、

愛媛大今田弓女助教(昆虫生態学)が見つけ、

3日までに発表した。

 

色や模様による擬態は、チョウの幼虫などで知られるが、

今回の幼虫は、全身にある突起も使う珍しい特徴がある。

 

 何から身を隠すために巧みな擬態を身につけたのかは謎。

今田さんは「幼虫を狙う賢くて目の良い捕食者がきっといるはずだ。

今後突き止めたい」と話す。

 

 ガガンボは大きな蚊のような姿の昆虫で、

発見した幼虫はシリブトガガンボ亜科に属する。

成虫は多く見つかっているが、

幼虫はほとんど未確認だった。

10年間探し続け、採集に成功した。

 

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「ガガンボ」はご存知だろうか?

「蚊」みたいな姿をした

でっかいやつである。

 

 

見た目の大きさから恐怖心を与えるが、

蚊のように血を吸ったり

直接、人に害のある虫ではない。

 

ただ、光に集まる習性があるので

部屋に入ってきたり、

 

ベランダや通路で

嫌な思いをした人は多いと思う。

 

その「ガガンボの幼虫」が、

この記事によると

これまで「未確認」だったという。

 

普通に読むと、これまでに

見つかっていなかったんだなー

とわれわれは理解してしまうはずだ。

 

今田教授は、10年間も探し続け

やっと見つけたのかー!

 

こりゃ見つからんわけだ。

こんなのに擬態しているんだからねー。

…てな具合に。

 

でも、さっそくネタにしなくちゃ!

と、自分が理解したままに

話題にするのは危険ですよ、という話。

 

拡散する前にネットで

「ガガンボ 幼虫」と検索してみよう。

 

なんと! 

「ガガンボ幼虫を探そう」という記事が

ヒットするではないか。

 

 

「Dung Beetle(フンコロガシ)」という人のブログ

「ふぃーるどのーと」

 

ガガンボの幼虫が生息する場所や

捕獲した写真が公開されている。

 

9年前の4月の記事だ。

…これ、どういうこと?びっくり

 

Dung Beetleさんの記事の中で

サナギがガガンボに羽化するのも

確認しているようなので

他の幼虫と間違えているわけではない。

 

とすると、これまで幼虫が

見つかっていなかったというのは

今田教授の勘違いということになる。

 

大学教授がそんな認識不足や

勘違いをするだろうか?

 

となると犯人は新聞記者。

記者は記事に注目してもらうのが仕事。

 

かといって全くの「ウソ」は書けない。

信用がなくなるからね。

 

そこで一般人が勘違いするような

テクニックを駆使して注目記事を作り上げるわけだ。

 

もう一度、記事を読み直すと

「なるほどね」と思わせるような

テクニックを駆使しているのがわかると思う。

 

ちなみに今田弓女教授

まんきんたんが時々参加する

「サイエンスカフェ」にも登壇していたようだ。

 

考えてみれば元の形がわからないのに

擬態した姿で発見できるわけないよね。爆  笑

 

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