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ごきげんよう！ まんきんたんです。
今日は「鳥の言葉がわかる人」のお話です。
公冶長（こうやちょう）という人は
今から2,200年以上も昔の
「中国春秋時代」の儒学者で
孔子の弟子の一人でした。
孔子の『論語』の中で、
公冶長は牢屋に入れられたが無罪となって
孔子は公冶長に自分の
娘を嫁がせた、という話があります。
「子、公冶長（こうやちょう）をのたまわく、
妻（めあ）わすべきなり。
縲紲（るいせつ）のうちにありといえども、
その罪にあらざるなりと。
そのこをもってこれに妻（めあ）わす」
公冶長には鳥の話がわかるという
能力が備わっていて、
それによって行方不明の
死体の場所を鳥から教わり当てましたが、
逆に殺人犯と疑われて獄中入りとなりました。
しかし、スズメの言葉を理解できることを
実証してみせたために釈放されたのです。
そんな中国の故事に興味がある方は
北海道大学文学部の資料
「公冶長故事考」をどうぞ
『論語』にこの話が載っている理由は、
世間の評判が悪い人を
かばう「道徳家」もいるものだと。
その中でも自分の娘がその男と
結婚したいというのを認めるのは
「真の道徳家」である、
という訓えだからです。
えっ！ちょっと待って。
似たような話聞いたことあるぞ…。
まるで秋篠宮さまの
ことのようではないですか！
こうした言動が理解できない人は
「凡人」といえるかもしれません。
話を「鳥の言葉がわかる人」に戻しますが、
ここでアニメの話を持ち出すと
いきなり現実味がなくなりそうだけど、
人気アニメ『鬼滅の刃』にも
鎹烏（かすがいがらす）や
スズメのチュン太郎が出てきます。
鳥の言ってることがわかるお話です。
現実では、かつてタモリの番組『笑っていいとも』に
ゲスト出演したフィギュアスケートの安藤美姫も
「鳥としゃべれる」という特殊能力を公言しています。
ちょっと天然っぽいですが。
他にも密かにいると思いますよ、
鳥の言葉や生きものの言葉が理解できる人。
地元、西条自然学校の理事長
山本貴仁さんは逆に
森の中で人間としての「気」を消して
生きものに気付かれないという
特殊能力を持っているそうです。
これができると存在に気付かれないから
襲われることも逃げられることもない。
すぐ隣を普通にすれ違うことが
できるのだとか。
動物と話せる外国人女性、
ハイジさんのように
不思議な能力を持った人は
いろいろいるんですね。
しかし、2千年以上前から
現在に至るまで
自分にない能力を疑う人は
どこにだっているし
信じてもらえないから
あえて公にしない
現代の公冶長（こうやちょう）は
きっとどこかにいるはずですね。
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