うそです、まんきんたんです。
なじみになった床屋の親父は
猫好きだった。
月に一度の散髪中、
ふとしたことからペットの話になり
いろんな話を聞かせてもらった。
道後商店街には今でも
猫が何匹か住み着いているが、
半世紀前には道後の町中に
半端ない数の野良猫がいたらしい。
それが何者かによる
犬猫の毒殺によって
一気に減ったのだという。
親父さんの
飼っていた猫も
あわれ、ばら撒かれた
毒餌の犠牲になったそうだ。
外から戻ってくるや突然、
部屋の中を走り回ったかと思うと
けいれんを起こして
倒れた姿が
忘れられないという。
ちょうど当時は
行政も野良化した
犬猫の捕獲を強行しており
世の中全体が
野良犬猫を邪魔者扱いし始めた
そんな時代だった。
うちの犬も放し飼いにしていたが
ある日突然いなくなった。
探し回っていると
保健所のクルマで
連れ去られていったという
目撃情報を得た。
今でこそすぐに
保健所に連絡する
ところだが、
当時はまだ小学生。
誰に聞いても
「かわいそうだったね」
というばかりで
保健所がどこにあるか、
どうやって連絡するか、
誰も教えてくれなかった。
というか聞いた大人たちも
知らなかったのだろう。
たぶん。
そう思っている。![]()
閑話休題。
親父さんは今も
二匹の猫を飼っているらしいが、
かつて飼っていた猫も含め
みな、獣医が驚くほど
長生きするそうだ。
秘訣を聞くと
「食べ物」ではないかという答え。
ほう!と思い
何をあげているのか尋ねると、
一匹のネコは「かつをぶし」。
もう一匹は「にぼし」だという。
なぜ分けているのかというと
単にそれぞれのネコの好みらしい。![]()
「かつをぶし」が好きなネコは
「にぼし」を食べず、
「にぼし」好きなネコは
「かつをぶし」には
見向きもしないのだとか。
ちなみにそれらは
かつを削り節の大手メーカー
「ヤマキ」と「マルトモ」
があるお隣の伊予市まで
買いつけに行ってるそうだ。
スーパーなどで売られてる
一般的な「荒節」ではなく
本物志向の高級「枯節」と
無塩のにぼしという
こだわりよう!
聞けば案の定
親父さんもかつて大病を患い
以来、自分もペットも
食べ物には気を遣っているらしい。
とてもいい話を聞いたので
うちでも「モグニャンキャットフード」
だけではなく、
「無塩のにぼし」を
おやつに与えてみることにした。
一緒に「にぼし削り」も。
これまでは朝と夜の
二食だけだったのが
一食増えて大喜び。
お昼に自宅に戻ると
玄関に大声で鳴きながら
迎えに来るようになった。
美味しいもの食べて
まだまだ長生きしてくれよ。
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