こんにちは、森山直太郎です。
うそです、まんきんたんです。
ぼくらは桜の開花でやさしい季節の訪れを感じ、華やかな樹の下につどい
うたい、笑い、よろこびを共にします。
ある時は旅立ち、悲しい別離、またある時は出会い、新しい門出のシーンを抒情的に演出してくれるシンボルでもあります。
桜はわれわれ日本人の生活を彩るだけではなく、人々のこころをつなぐ役目も果たしています。
そんな桜を、1979年から30年以上もの間、国内外へ積極的に贈り続けている団体があります。
まんきんたんの住む愛媛県松山市に本部を置くNPO法人『日本さくら交流協会』です。
桜を通じて交流を深め、心を通わせ合い、戦争やテロのない平和な社会を実現することを目的としています。
昨夜、その日本さくら交流協会の事務局・脇坂隆之さんのお話を伺う機会がありました。
ここからは聞いたばかりのお話を独自に調べてまとめたものなので、一部勘違いや聞き違いがあるかもしれません。もし間違いがあればご指摘いただけると訂正します。
ちょうどぼくは昨日の昼間、日課の城山ウォークで、こんな樹を見つけ写真に撮ったところでした。
ボクシングの元世界チャンピオン具志堅用高を連想する名前。
いったいどんな花が咲くんだろうと思っていたところ、さっそくその日の夜に謎が明らかになりました。
「ヨウコウ=陽光」は鮮やかなピンク色が特徴で「ソメイヨシノ」と比べて見ごろが早く、愛媛では3月下旬から4月上旬に
咲く「桜」なんだそうです。
この「陽光」の生みの親が「伯方の塩」初代社長の故高岡正明氏(愛媛県東温市)。
高岡氏は先の大戦中に青年学校の教員をしており、多くの教え子たちの戦死を目の当たりにしたそうです。
戦後、その教え子たちの鎮魂と世界平和を願って、各地に桜を植えることを決意。
しかし、当時どんな土地にでも適応する桜がなく、そこで、200種類もある桜の中から交配を試し続け、25年かけてようやく生まれたのが「陽光」なのです。
さて、ここから昨夜お会いした脇坂さんの登場です。
脇坂さんはプロの写真家。
あるきっかけで、海外に桜を植樹したいと思っていた時高岡氏と出会い、高岡氏は快諾してくれたのですが、植樹が実現する直前に91歳で永眠。
そこで脇坂さんは高岡氏の遺志を継ぎ、その植樹にとどまらず世界に桜を届けようと2001年に協会を設立した、というのがいきさつです。
協会が贈り続けている「陽光」は年間3千本。
国内外とも申し込みは公共的な箇所に限定し、故高岡氏の長男が苗を無償提供、脇坂さんらが運送・検疫・調整などをほぼ自前で済ませています。
このようなエピソードを公表することは本意ではないと思いますが、全国に桜を植えるために家まで売ったというまさに平和の架け橋となるべく粉骨砕身されている方です。
桜は日本人の心をつなぐ花。「陽光」は“天地に恵みを与える日の光”という意味があります。
今こそ桜の花の下に集い、みんなが平和を考える時ではないかと痛感させられました。
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応援していただける方はぜひ。
会員数約50人。
年1回は海外で植樹イベントを実施。
国内にも苗木を届けている。
高岡氏が改良した品種「陽光」は無料で配布。
八重桜など約50種の苗木は1本700~800円で販売、
早ければ発注から2か月程度で届く。
問い合わせは松山市内宮町の
日本さくら交流協会(089・978・2870)。



