僕自身、砂漠でコップ一杯の水を求めるように、新たな音楽を探し求めて聴いていたのが、1980年代中盤。
ちょうど、僕が中学3年生から高校生時代にかけての話である。
80年代の終盤になると、ラップミュージックが幅を利かせ始めるようになり、僕もローリング・ストーンズと出会ってからは、好んで聴く音楽をストーンズに特化していくようになっていったので。
そういう意味では、今回取り上げるガンズ・アンド・ローゼズの「Patience」は、僕が新たな音楽を探し求めていた終盤の時期の曲ということになる。
1988年にリリースされた、彼らのミニ・アルバム『GN'R Lies』に収録され、後にシングル・カットされて、全米最高第4位を記録するヒットとなった。
曲の前半では、アクセル・ローズが口笛を交えながら、淡々と歌い続ける。
だが、曲も終盤となり、転調すると、アクセルの歌いっぷりが一変。
低音から高音まで広範囲の音域を生かしたこの曲は、アクセルのヴォーカル・スタイルそのものであり、彼の持ち味が遺憾なく発揮されている。
歌詞の内容も、アクセルのプライヴェートでの実体験からと思われているようだが、アクセル本人もバンドも、その点については名言していない。
まあ、誰もが体験しているような、一般的な恋愛事情であるが、真相は如何に!?
なあ、ゆっくりいこうぜ、そしたらうまくいくから
俺たちが必要なのはちょっとした少しの我慢だけなんだ
口笛を吹き、アコースティック・ギターを弾きながら歌われるこの曲を聴けば、ちょっとした少しの我慢も、そう苦にはならないように思える。
口笛を吹き、アコースティック・ギターを弾きながら歌われるこの曲を聴けば、ちょっとした少しの我慢も、そう苦にはならないように思える。
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