454.I Saw Her Standing There/The Beatles | メイン・ストリートのならず者season2

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本日6月18日は、ポール・マッカートニーのバースデー。

ビートルズ時代からソロになった今も名曲を生み出し続ける、永遠のメロディ・メーカー。

これまでもここでポールのソロ・ナンバーや、ポールの手によるビートルズ・ナンバーを取り上げてきたが、今夜はビートルズの1963年リリースのデビュー・アルバム『Please Please Me』から、「I Saw Her Standing There」を取り上げたい。

この曲は、本国イギリスのデビュー・アルバムのトップに収録されているので、現行のビートルズのアルバムをリリース順に聴いていくとすれば、一番最初に耳にする曲ということになる。

 

アルバム『Please Please Me』収録の14曲中、シングルに収録された4曲を除いた10曲は、わずか1日で録音された。

この「I Saw Her Standing There」もそれら10曲のうちの1曲で、よく言えばリラックスしたような、悪く言えばどこか手を抜いたような気楽さが感じられる。

ポールがビートルズのデビュー前に書いていた曲で、アコースティック・ギターでコードとアレンジを練り上げ、当時17歳だったガールフレンドについての歌詞を付けた。

 

Well she was just seventeen

Never been a beauty queen

 

当初のポールが書いた歌い出しはこうだったが、ジョン・レノンが2行目のフレーズを「You know what I mean」に書き換えたのは、有名な話である。

 

オープニングの「one, two, three, four!」というポールのカウント、音節間のガムをくちゃくちゃ噛んでいるかのような歌い回し、首を振るようにして声を振り絞る「Oooh!」というファルセット、エンディングのギター・コードと、ビートルズの若々しさが凝縮されたこの曲は、今なおロックンロールの名曲の一つに数えられている。

歌詞も洗練されているとは言い難く、間奏のジョージ・ハリスンのギター・ソロもおぼつかないところがあるが、それらも含め、若さと勢いに任せたようなこの曲がビートルズの始まり。

少なくとも僕自身は、そう思っている。

 

 

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