REOスピードワゴンといえば、全米ナンバーワンヒットに輝いた「Can't Fight This Feeling(邦題は「涙のフィーリング」)」でその名を知った方が多いと思う。
かく言う僕も、中学3年の時に聴いたこの曲で、彼らを身近に感じられるようになった。
この「Can't Fight This Feeling」は、アルバム『Wheels Are Turnin'』に収録されていて、この曲のヒットのおかげでアルバムも全米第7位まで上る成功を収めることに。
だが、「Can't Fight This Feeling」はアルバムからの2ndシングルであり、1stシングルは別の曲だった。
今回取り上げるのは、アルバム『Wheels Are Turnin'』からの1stシングル「I Do'Wanna Know(邦題は「愛は気ままに」)。
アルバムに先行してリリースされたこの曲のシングルは全米第29位が最高位で、大ヒットを記録するまでには至らず、アルバムのリリースを遅らせる要因と言われることもあった。
しかし、この曲の作者であり、バンドのヴォーカルでもあるケヴィン・クローニンは、この曲をリード・シングルとしてリリースしたことについて、次のように語っている。
その時点で僕らは2年間も世間の目から遠ざかっていたから、陽気なシャッフル・ロックンロールで戻ってきたということで、自分たちを再確立したかったんだ。
確かにこの曲は「Can't Fight This Feeling」のようなバラードとは異なり、彼らが有名になる前にリリースしたロックンロールを思い出させる曲だ。
彼らは昔のサウンドに逆戻りした、と言い換えることもできる。
でも、こういった深いメッセージ性はなくても、聴いていて思わず膝を叩いてしまうような曲が、僕は好きだ。
活気に満ちた熱狂的なサウンドを耳にすれば、気分が高揚し、明日への活力になるからだ。
君がどんなに僕を愛しているのか知りたい
君がどんなに気をかけているのかも
そうさ、どうしても知りたいんだ
この曲のタイトルの「Do'」は強い肯定の「do」ではなく、否定の「don't」の略語という人もいるらしい。
だが、歌詞を読む限り、どう考えても強い肯定の「do」だろう。
この曲の陽気で力強いサウンドも、それを後押ししているように感じられるからね!
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