僕が小比類巻かほるを知ったのは、1987年の彼女の初のメジャー・ヒットとなったシングル「Hold On Me」。
テレビやラジオの歌番組でよくかかっていて、「ああ、耳に残るいい曲だな」というのが、当時の印象だった。
彼女の楽曲をより意識するようになったのは、幼馴染の友人がクルマで繰り返しベスト・アルバムの『The Best』を流していたから。
以前ここにも書いたのだが、幼馴染の友人とは、久保田利伸のファースト・アルバム『SHAKE IT PARADISE』をクルマで繰り返し流していたのと同じ人物。
つまり僕は、小比類巻かほると久保田利伸の魅力を、彼に教えてもらったことになる。
僕が彼女の曲で特に気に入ったのは、「COME ON」と「ON THE LOOSE」の2曲。今回は、アルバムからのリード・シングルとなった「COME ON」を取り上げたい。
(1987年9月に彼女の7枚目のシングルとしてリリースされ、オリコンチャート最高第24位を記録)
目の前の街に浮かぶイルミネーション
変わらない顔で everyday on your side
R&Bのテイストが加わった疾走感漲るサウンドに、ソウルフルでパワフルなヴォーカル。
これが彼女と彼女の楽曲の、最大の魅力。
僕はこの曲を、夜に幼馴染の友人のクルマの中でよく聴いていたのだが、夜のドライブにお誂え向きの曲だなと感じていたものだった。
何より彼女自身の手になる歌詞も含め、聴いていて気分が高揚し、前向きな気持ちになれる。
これが音楽の力であり、聴く者に与える元気の源であると思う。
Come On いつでも It's all right
そばにいけるね 知らないとこでも君がいる
Come On いつかは It's all right
迷っていても Funkyな夜で確かめていたい
別れが悲しいことなんて 決めつけないで
Say one more time hellow tonight
少し先の話にはなるが、来年2月12日(月祝)に神奈川県民ホールで開催される「シティポップ・スタジオLIVE」に、小比類巻かほるが出演。
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