来年1月に、ビリー・ジョエルが来日!
2008年以来となる16年ぶりの来日公演は、1月24日(水)の東京ドームでの一夜限り。
水曜日の夜という週の真ん中での公演でも、チケットの売れ行きは好調で、残り僅かというところまできているらしい。
これが恐らく最後の来日公演になるのではないかという噂もあるのだが、どうなることやら…。
僕がビリーのアルバムでよく聴いていたのが、1983年リリースの『An Innocent Man』と、1986年リリースの『The Bridge』の2枚。
楽曲の良さもさることながら、僕自身が最も感受性の強いといわれるティーンエイジで、リアルタイムでビルボードのチャートを追いかけていた頃のアルバムということもあるのだろう。
ただ、この2枚のアルバムを制作した時期については、ビリー自身に大きな環境の違いというか、変化があった。
『An Innocent Man』はモデルのクリスティ・ブリンクリーと交際を始めた頃のアルバムであり、『The Bridge』は彼女と結婚して娘が誕生した頃のアルバムである。
前者には抑えられない彼女への好きな気持ちを歌った「Uptown Girl」が収められているが、後者に収録されている「A Matter Of Trust」を聴けば、そんなビリーの心境の変化が感じ取れる。
心を偽っているだけの愛もある
情熱で始まった時から
冷めた思いが残っているもの
でもそんなこと僕らには起こりえないさ
いつだってそれは信頼の問題だからね
つまりこの曲は、「関係を長続きさせるために互いに信頼し合うことが必要だ」ということを歌っているのだ。
付き合っている時のただただ好きでたまらない気持ちから、結婚して家庭を持つようになった男の心境の変化が読み取れる。
アルバムタイトルの『The Bridge』には、人と人とのつながりという意味もあり、ビリーがこのタイトルを付けたのは、そういった心境の変化もあるのかもしれないな。
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