さよなら40代、そして、こんにちは50代。
本日、ブログを始めてから11回目の、そして生涯50回目の誕生日を迎えた。
まさかこの俺が、故ブライアン・ジョーンズより23年も長生きできるとは…。
LINE、Twitter、Facebookで、お祝いのメッセージをたくさんいただきました。
個別に返信させていただきますが、この場でもお礼申し上げます。
ありがとうございました!
この歳も、好きな写真撮影に励み、好きな音楽に囲まれながら、人様に迷惑をかけることなく、人との繋がりを大事にしながら、俺のやりたいことをやりたいようにやっていきたいと思います。
閑話休題、いつかこの曲について書きたいと思いながら、今日までそのタイミングを失っていた。
最愛のゴッド・オブ・ロックン・ロール・バンド、ストーンズの1965年のアルバム『アウト・オブ・アワ・ヘッズ』のアメリカ盤のトップに、イギリス盤の2曲目に収録されている「マーシー・マーシー」。
俺のハンドルネームは、本名から取っていると思われている方もいるかと思うが、実はこの曲から取って名付けたのである。
この曲はストーンズのオリジナルではなく、アメリカのソウルシンガー、ドン・コヴェイの1964年8月のにヒット曲をカヴァーしたもの。
ドン・コヴェイのオリジナルを聴けばわかると思うが、ミック・ジャガーの歌い方がドン・コヴェイそっくり!
ミックがいかにしてドン・コヴェイの歌い方を取り入れようとしているのかが、伝わってくるほどに。
しかし、演奏の方は、オリジナルよりもよりタイトに、よりR&B色を強くしている印象を受ける。
ご存知のとおり、ストーンズは1965年6月にアメリカでリリースされたシングル「サティスファクション」と、同年7月にリリースされたアルバム『アウト・オブ・アワ・ヘッズ』(本国イギリスではシングル、アルバム共に2か月遅れのリリース)の大ヒットで、世界的な成功を収めるに至った。
なので、ストーンズがこの曲をレコーディングした時は、まだブレイクする前のことだった。
にもかかわらず、この曲には既に成功を手にしたバンドのような余裕が漲っている。
それは、ストーンズが初めてこの曲に取り組んだのは1964年11月であり、1965年5月にレコーディングに臨んだ時には、もう2度目のセッションだったこともあるのだろう。
ところで、ストーンズは今年の7月3日、アメリカのメリーランド州ランドバーでのライブで、なんとこの曲を50年ぶりに披露した。
同日は、冒頭に書いたブライアン・ジョーンズの50回目の命日で、ミックはこの曲をブライアンに捧げると言ったそうだ。
俺が生まれる78日前に、還らぬ人となってしまったブライアン。
この曲で最もカッコいいのは、 “I say hey hey baby” から始まり、ブレイクに至るまでのフレーズ。
そこでファルセットでミックに掛け合うブライアンを、ミックは思い出していたのだろう。