自民党の高市早苗総裁は、2025108日、立憲民主党本部での野田佳彦代表への挨拶回りで、同行した幹事長代行の萩生田光一氏を「傷ものが1人入っています」と表現


この発言は、萩生田氏の過去の政治資金収支報告書の不記載問題(いわゆる裏金事件)を念頭に置いたもので、野田代表が「驚いた」と反応するなど、即座に波紋を呼んでいる


「傷もの」という言葉は、萩生田氏のスキャンダルを軽視・矮小化する印象を与え、高市総裁自身が萩生田氏を幹事長代行に起用した責任者であるにもかかわらず、自ら「傷もの」と公言することで、党執行部の正当性を疑問視させることになり、イメージ低下を招いている


新総裁就任直後の挨拶回りは、与野党の関係構築を目的とした場たが、そこで自党幹部を貶めるような発言は、礼儀正しくないだけでなく、野田代表の「驚いた」という反応からもわかるように、相手党との信頼関係を早期に損ない、政局の硬化を助長。

裏金問題で野党から厳しく追及されている自民党にとって、こうした失言は逆効果だろう


高市総裁は就任時から「適材適所」の人事で知性派をアピールしていたが、萩生田氏のような問題を抱えた人物を起用しつつ、野党の前で傷物扱いするのは、判断力の甘さを露呈し、これにより、党内結束や支持者からの信頼を揺るがせ、支持率低下(すでに就任直後で低迷傾向)の要因となり得る