クラシックスウェディッシュは極少量のオイルで摩擦を起こし、皮膚や筋肉の表面を血流を起こして活性化していきます。
「血流が良くなるのは皮膚と筋肉の表面だけでしょ?」
というメッセージをいただいたので表層の血流を起こすことでどんなことが体と心に起こるのか。
解剖学観点とエネルギー観点とで書いてみました。
解剖学・生理学的な観点
1. 表層から深層への循環連動
表層で血流が促進されると、毛細血管網全体が活性化します。これにより血液の流れがスムーズになり、深層の血管(筋層内の動脈・静脈・毛細血管)にも波及効果が出ます。
→ 例えるなら「川の上流を流れやすくすると下流も潤う」ようなものです。
2. 温熱効果の伝達
マッサージで表層が温まると、熱は皮膚下から筋膜を介して深層の筋肉へも伝わります。
→ 深層部の筋肉が柔らかくなり、酸素や栄養供給が高まりやすくなります。
3. 筋ポンプ作用の間接刺激
表層の筋群を刺激することで、深層筋の循環にも「圧力変化」が伝わりやすくなります。
特に四肢では、血液やリンパの流れが深部静脈を通じて心臓へ戻るため、間接的に深層循環が促進されます。
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🌿 エネルギー的な観点
• これにより、身体の深い層(無意識・潜在意識に近い層)に呼吸や血流、エネルギーが届きやすくなると考えられます。
• エネルギー的には、皮膚を開くことで「内奥の場」が共鳴し、トーラスの中心にある深層フィールドが安定しやすくなるイメージです。
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💡 まとめ
• 表層血流改善は、直接ではなく連動効果・熱伝導・筋ポンプ作用を通じて深層部にも良い影響を与える。
• エネルギー的な観点では「外側を解放すると内奥が整う」プロセスとして捉えられる。
KAORI