この週末にアジア開発銀行総裁の黒田氏を軸に選定が進められていると各紙が報じている。しかし、「みんなの党」の渡辺氏は黒田氏が外債購入に否定的な見解を持っていることで、同氏の起用に反対する旨を述べ「筋金入りのリフレ派がよい」との考えを改めて示したという。
これまで日銀総裁は順送り人事が続いてきたが、ここにきて誰が日銀総裁の椅子に相応しいか、もっと直接的に言えば「誰が日銀総裁の椅子に座れば株高と円安が続くのか」に関心が集まっている。これもアベノミクス効果の一つだ。今までこんな事例はなかった。
人事は各派、各党の思惑などもあって事前に予想することは困難だが、投資家にとって重要なのは「その後の市場の反応」であることは言うまでもない。人事の結果がどうあれ、その結果を受けた市場の反応を見極めるのは数時間~数日かかるだろう。
慌てる必要は何もないように思う。市場の様子をじっくり観察したい。特に為替市場では円高・円安の一方に振れてから、反対方向に走ることも多々ある。思い込みは墓穴を掘りやすいので注意したい。