金融市場全般 | 株・為替・商品先物-カンリニンのブログ

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株・為替・商品先物への取組みを解説

昨晩のNYダウは小幅続伸。日経平均先物も9200円台をつけている。


このところの日本株の急伸は市場関係者から訝られている面もあるが、

その原動力は為替の円安である。対ドルでの円下落は米国景気が意

外に底堅いと見る投資家が増えてきた点にあり、その影響で10年物米

国債の利回りが1.8%台まで急伸してきた(債券が下げた)ことが大きい。


対ユーロでは9月上旬に欧州要人からユーロに対する何かポジティブ

発言ないしは行動があるのではないかとの意識が働き、ユーロを売

りにくくしている点も見逃せない。相場は疑心暗鬼からスタートすること

もある。こうした傾向がさらに続くこともある程度視野に入れておくべき

かもしれない。


ファンド勢が一時の株売り・債券買いのポジションを巻き戻していると

捉えてもいいだろう。


また、ここにきて株から一歩距離を置いてきたヘッジファンドが株上昇

リスクを意識して債券から株式に資金を移しはじめた点もこのところの

相場急伸の背景にある。景気敏感国である日本株を海外ファンドが買

って出るのは歴史的に少しも不思議なことではない。


今後の相場はどう見るべきだろうか。


日本株は為替の円安(あるいは円高に反転しない限り)押し目は作らな

いだろう。CTAの多くがドル/円と日経先物を連動した売買を繰り返して

いるためだ。先にも述べたが円安の原動力は米国景気であり、それは

米10年債利回りに反映される。したがって、今後の相場の行方は米10

年債利回りの推移を見れば分かることになる(金利上昇=円安継続)。


日経平均株価の25日騰落レシオを見ると足元で110%台まで上昇して

きた。そろそろ過熱感を示唆する水準である。今週は一部市場の大型

株に資金が流れ込んだが、そろそろ大型から出遅れ感が増している小

型株に資金を移すべきタイミングかもしれない。新興市場もそろそろだ

ろう。


直近の売上高増加で利益が回復傾向にあるネットイヤーGPはPBRも

く狙い目銘柄である。信用の買い残高も減少傾向にあり、いったん急

伸すると数日で株価の居所がまったく異なってしまう点がこの銘柄の面

白い点である。また低位不動産株で一時の最悪期を過ぎつつある明豊

エンタープライズもディーラー筋の一発屋がそろそろ出てくるだろう。今

週すでに動いてきたふしがある。


個人投資家は盆明けから本格買い主導するものを見られる。出遅れな

いようにしたい。