その3 | 株・為替・商品先物-カンリニンのブログ

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株・為替・商品先物への取組みを解説

時折、同一セクター内で特定の銘柄だけが突出して上昇したり、下落したりすることがある。こんなときはLong&Short型のヘッジファンドがポジションを構築している場合がある。


たとえば、りそな銀行だけを買い、その他のメガバンクをすべて売るというようなポジションである。このポジションを構築している期間内で、りそな銀行だけが無闇に上昇することになるが、株主は何が起こっているのか分からない。もちろんこのポジションは将来いずれかの時点で(ふつうファンドの決算直前が多い)解消されることになるので、その場合は逆のことが起こる。このときはりそな銀行だけが無闇に下げるのである。


こうしたLong&Short型の取り組みは自動車組立メーカー内で頻繁に起こることがよく知られている。Toyota売りのNissann買いとか、Matsuda売りのSuzuki買いとかである。車両組み立てメーカー間の株価の差が大きくなるのはこうした事情もその背景にある。


最後にまとめよう。


今のところわが国のメガバンクを取り巻く環境は悪くない。米銀の株価が堅調なうちはみずほや三井住友あるいは三菱だけが売られるということは起こり難い。したがって、買い玉はそのまま保持して問題は無い。しかし、日々、米銀の株価チェックは行う必要があるだろう。そして、念のためVIX指数の動向には目を光らせたい。VIX指数が20を長期間下回っている間はバブル相場が必ず起こり、上回ってくるとそれが消滅してくる場合が多い。邦銀もVIX指数が20を下回っている間は下げ余地は小さいと判断していいだろう。