その2 | 株・為替・商品先物-カンリニンのブログ

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株・為替・商品先物への取組みを解説

銀行株が買われるためには、投資に対するリスクが大幅に後退することが必要だ。銀行株は「景気敏感セクター」の代表格であるからだ。つい数か月前まで、世界の金融市場では「欧米財務危機」が高まり、日本のメガバンクも泥沼に沈むように株価を下げた。


リスク許容度を測る物差しにはVIX指数という便利な指標があるが、銀行株の動向もリスクの大小を測る有力な物差しの一つである。為替市場では銀行株の動向を売買の材料として使っているところも少なくない。単純化して言えば銀行株の下落=ユーロの下落となる。


米国の代表的なメガバンクであるBank of Americaの株価を見ると、この一週間で8ドル⇒9.8ドルと急上昇している。2割以上の急上昇である。この恩恵がすぐに出てくるとは限らないが、日本の銀行株にとっても大きなプラスになるだろう。為替市場では銀行株の上昇が確実にユーロを売りにくくしている。


日本の株式市場では銀行株の動向がTOPIXを左右していると言っても過言ではない。TOPIXに占める金融株の割合が高いからである。したがって、銀行株(金融株)が下げにくくなるとTOPIXが下げにくくなり、当然のことだが日経平均株価も下支えしてくれる。