周回遅れの日本の技術開発 | ExcomAdvisorのブログ

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本稿は私・平田幸治の個人の意見・見解等を綴ったものです。

  日本は経済力で先端性技術開発応用を主として、中国や韓国に「周回遅れ」をとっている、と私のコミュニティの該フォロワーの友人たちから一昨年ころから危惧の念が伝えられていた。しっかり認識して実行しなければならない。

 

  これはツイ友の米村耕一・毎日新聞中国総局長の紹介で読んだ2022年4月22日配信「東洋経済ONLINE」報道だが、「・・(文科省の)科学技術・学術政策研究所の調査によると、2019年の中国の研究開発費総額は前年比で12.8%も増え、54.5兆円。なお、日本は同0.2%増の18.0兆円とほぼ横ばいで、絶対的額でも伸び率でも中国に大差をつけられている」と伝えている。

 

  前記がnetなのかgrossなのかは私の知見は不足していることはお断りする。いずれにせよ、米日を観て言葉運びを考えても、フィナンシャル・リセッション(グレート・リセッション)の後にアメリカでは大企業の研究部門を中心に縮小されたが、その後においてアメリカは政府が企業に多方面に支援策を講じている。日本においては、それが不十分であった。つまり、科学技術立国の名が失われた時代が続いたと言えよう。

 

  そう考える間もなく、2022年4月22日「NHKNEWSWEB」は「畜電池 2030年に世界シェア20パーセント 初めての目標示す 経産省」をリリースした。

 

 「国内の製造基盤を強めるため、資金面の支援や、技術者の育成などの技術者の取り組みを一段と拡充する」ことは当為の原則であり経済産業省の姿であろう。

  

  そして、萩生田光一大臣の決意は最後のチャンスを国の再生にしてほしい。

 「萩生田経済産業大臣は会合で『蓄電池は中国や韓国の企業が政府一体となって積極的な投資を行い、すさまじい勢いで成長している。日本も国が一歩前に出てしっかり支援する必要があり、今回が最後のチャンスだと思う』と述べました」。

 

  スタートとスピードが重要だ。

  

 

 

 

  (ひらた こうじ)<了>