新潮社ウエッブサイトをリンクする。
http://www.shinchosha.co.jp/book/591004/
2018年2月7日朝日新聞大阪33面【文化・文芸】(聞き手・赤田康和記者)『作家 椎名誠 ⑫』をリンクする。
(語る 人生の贈りもの)椎名誠:12 「十五少年漂流記」好奇心育んだ:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/DA3S13348024.html
この椎名誠さんのインタビューを読んで私の少年の頃を想い出すことになった。私の幼年に母に本の読み聞かせをしてもらっていたのだが、このベルヌ作『十五少年漂流記』は私が自力で読む小学生になっていた。ベルヌのSF作品は少年だった私たちをその世界に引き込んだ。先日お茶をした年長の友人もそうだった。
後年に中高生でヴァン・ボクトの作品を好んで読んだのは、例えば私にはベルヌは基礎だったかもしれない。
私はラブレターを書いて成功したことはないのだが、文の描写は早川書房の『世界SF全集』からマネたりした。うまくいったことはなかった。
さて、本読みだが幼年の息子に母である妻が読み聞かせをしていた。今その保管数をみると相当量がある。そして図書館を利用した。たしかに子どもにとっては本の世界はワクワクするものだ。
私が息子に『機関車トーマス』などを読むと彼はずいぶん喜んでくれた。私も嬉しくなった思い出がある。思うと近所の曹源寺(岡山市中区)の散策より、彼にはサッカーボール蹴りやキャッチボールそして本の世界はもっと楽しかったかもしれない。
社会人のモスクワ勤務の息子の書棚を観ていたらベルヌのシリーズに『十五少年漂流記』があった。読んでみたい。
それにしても、椎名誠さんは『十五少年漂流記』を愛娘の渡辺葉さんと共訳、出版したことは「娘と一緒に仕事をするのは、うれしい経験でした」というのはうらやましいかぎりだ。
この朝日新聞の記事の最後の節の椎名さんの言葉は大切だ。
筆を置く前に思い出したのだが、大の科学ファンの椎名誠さんの推薦の帯がついていたのが、科学ジャーナリストの元村有希子さんの著作『気になる科学』(KADOKAWA、2016年)だった。
椎名さんも科学にワクワクするのかな・・。(ひらた こうじ)<了>
《追記》
NYのお嬢さんとツイ友になった。
椎名誠氏関連著作(@Excomadvisor蔵)