お盆の棚経 | ExcomAdvisorのブログ

ExcomAdvisorのブログ

本稿は私・平田幸治の個人の意見・見解等を綴ったものです。

  お盆は今年は私用の予定はいれず菩提寺からの棚経を待つだけだった。

  

  岡山市内の拙宅に8月15日、菩提寺の岡山県総社市の臨済宗東福寺派別所山正満禅寺から芦田太玄和尚が棚経にきてくれた。今年は父住職は逆コースだった。

 

  むろん、祖父の芦田正憲和尚(先住)、父の芦田貴道和尚(住職)は元気で私もときおりお話している。太玄君は大阪大学人間科学部を卒業して後、父の後輩となる臨済宗立の花園大学で学んだ。

 

  私たち夫婦は、先住や住職の読経にも経本なしで合わせられるのは般若心経であるが、棚経に出向いてくる和尚を心待ちにしている。住職は夫人を帯同してもこられ、私たちは夫婦でそれぞれの子どものことなど近況報告をしたりしたものだ。

 

  私の息子は今春からモスクワ在勤となり、まだ太玄和尚と会う機会がない。

 

  先住の正憲和尚とは、和尚が京都の東福寺本山役員に就いておいでのおりに訪ねて、それらしいスナックなどに連れられた思い出もある。そのおり、私の慶應の先輩の臨済宗天龍寺派管長になる関牧翁の毎日新聞社刊の著書を勧められ読書した。

 

  昔、私の祖父は若く富山村の助役をし、池田村で肥料屋を営むなど同村議も務めた。父は一時、池田村の村長も務めた。正満寺とは深いお付き合いがあった。私の母の葬儀は正満寺本堂でお世話になった。

 

  本山の宗報『恵日』第29号(お盆号)に太玄和尚が「白隠禅師座禅和讃に学ぶ」を記している。「気付き」で感謝の気持ちを育てたい。(ひらた こうじ)<了>