あなたは国家安全保障会議(NSC)メンバーなんですよ! | ExcomAdvisorのブログ

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本稿は私・平田幸治の個人の意見・見解等を綴ったものです。

 国会で緊張感に欠ける答弁を続けてはいけない。

 

 北朝鮮のミサイルの複数の着弾点は、青森県の三沢基地に極めて近いし、日本海側の原発施設にも近い。広く連動するレーダーサイトや3000㍍の航空機の滑走路がある。原発は言うまでもなかろう。

 

 その朝の国家安全保障会議(NSC)は「国会日程は国会、委員会」というのはわかるが、本物の弾頭、化学ミサイルという非常時もあろうから国家安全保障に係る事項は優先するという国会の申し合わせがあるのが自然と思料するしここは与野党の合意は是非もなかろう。国民の生命と財産を守ることにおいて防災まで広い問題である。

 

 北朝鮮が友好国のマレーシアで最高権力者の異母兄を化学兵器VXで殺害することなどもう特別の異常行動ということでしかなかろう。

 

 トランプ米大統領は習近平・中国国家主席とフロリダの別荘「マー・ア・ラゴ」での首脳会談を調整しているが、日程は発表されていない。北朝鮮問題でのティラーソン米国務長官の日・韓・中訪問の後の米国のハイレベル政策合意形成を要するのかもしれない。

 

 北朝鮮が特別な異常行動をとるなら、中国共産党第19回全国代表大会の不動の核心成立の後まで動きは待たれるのかも知れないが、その後に地政学的利益を確保するなら、中国は何もしないで米韓の例えるなら斬首かクーデターに近い作戦が考えられるかもしれない。

 

 こうしたことは、日本の国家安全保障会議(NSC)のメンバーは掌握しておかなければならないしオプションの提案者であることも深く認識しておかなければなるまい。メンバーのレベルが問われることである。

<了>