将棋 | ExcomAdvisorのブログ

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本稿は私・平田幸治の個人の意見・見解等を綴ったものです。

 私が還暦過ぎなのだから既にこの世を去って久しい祖父・儀右衛門と子どもの私の遊びは、祖父の王将と三歩か五歩の手勢に私が総勢で挑む将棋であった。そして、数年の歳月の後に祖父が飛車角落ちが総勢に増して、この戦いを子どもの私が押すようになり、祖父は二番三番と引いた。

 これは私が一方的に強くなったというのではなく、祖父が加齢による気力の萎縮でもありこのことは私は子どもながらに感じていた。

 こうした幼少年期の将棋を思い出したのは、朝日新聞2015年12月4日大阪27面村瀬信也記者の見出しが【里見、さらなる高みへ】の将棋の里見香奈女流四冠(23)=女流名人、女流王位、女流王将、倉敷藤花=の記事を読んだからである。

「・・先の会見では、『苦しい将棋が多く、運に恵まれているのかなと思う』と自己分析。記者の1人から『笑顔が少ないですね』と問いかけられると、『うれしいんですけど、強くなりたいという気持ちがあるので』と応じた」(村瀬記者)。

 女流四冠と幼少年期の私の将棋の回想を比較するのは恥ずかしいが、私たちにとって将棋は身近だった。私の息子も子どもの頃に妻の父と将棋をしていた。私とはオセロゲームであったが。

 里見香奈女流四冠の朝日新聞の記事が目に留まったのは、この島根の高校生が新聞記事に登場した頃の印象が私にとって記憶にいつまでも残っていた。さらに、岡山市の隣市の伊東香織市長がタイトルを授与する倉敷藤花ということもある。

 里見香奈女流四冠にはご健康でさらなるチャレンジをご期待したいと思う。<了>