47NEWSJP(2015/08/15 20:17 共同通信)TW
「共同通信社が14、15両日に実施した全国電話世論調査によると、戦後70年に当たって安倍晋三首相が発表した首相談話を『評価する』との回答は44・2%、『評価しない』は37・0%だった。参院で審議している安全保障関連法案の今国会成立に反対は62・4%、賛成は29・2%。
内閣支持率は43・2%で、2012年12月の第2次安倍政権発足以降で最低だった前回7月の37・7%から5・5ポイント上昇した。不支持率は46・4%だった。
新国立競技場の建設計画で総工費が膨らんだ問題について、安倍政権に『責任があると思う』は『ある程度』を含めて78・5%」。
私は平成27年8月14日内閣総理大臣談話を、総理会見TVOA画面、官邸ウエッブサイト、翌日新聞で観たが、閣僚の閣議決定を経た総理の公式記者会見は、一つの外交文書である。民主主義国の政府が発表したものであり、解説・論評は自由である。
同日夜の先の大戦の戦火を交えた国々の政府の対応と共に海外メディアの論評にTWリリースに注目した。大方と私の見方が相違する点もあるかも知れないが、中国と韓国の明け方の反応に、これからのこととしては、今後の話し合いの場の展望を見込むことを否定しない姿勢を両国メディアが示唆したことは、時間の経過の中で各国ともその時の状況は厳しい歴史があるが、未来を考えなければならないことは、一つこの談話にも共有するところのことだろう。
外交は多元的で複雑な政策形成過程をたどるが、政策決定はすべては状況が決定する。
先の大戦で亡くなられたすべての方々に心から哀悼の念を捧げます。
安倍総理談話一節
「何の罪もない人々に、計り知れない損害と苦痛を、我が国が与えた事実。歴史とは実に取り返しのつかない、苛烈なものです。一人ひとりに、それぞれの人生があり、夢があり、愛する家族があった。その当然の事実をかみしめる時、今なお、言葉を失い、ただただ、断腸の念を禁じ得ません」。
かれこれ今の私の年齢になれば、人との別れの経験からの死の認識はある。だが、戦場ですぐ隣で死んでゆく人間の壮絶な死は想像を超える。今の私が例えば友の死に接するのはいわゆる「寿命」というもので、戦争の死とは異なる。その戦争の死のとらえ方で、家族また年若い子弟を失うことがどうであろうかと、やはり言葉を失う・・。<了>