8月6日(ブルームバーグ):東京外国為替
市場では円がじり安となった。中国株が上昇し、日本株も底堅く推移したことから、リスク回避に伴う円高圧力が弱まった。ただ、海外時間に注目の米雇用統計の発表を控えて、積極的にリスクを取ることには慎重な向きが多く、円の下落は限定的となった。
円は対ドルで1ドル=85円台後半から一時、86円19銭まで下落。対ユーロ では1ユーロ=113円台前半から一時、113円71銭まで値を切り下げた。
JPモルガン・チェース銀行債券為替 調査部の棚瀬順哉チーフFXストラテジストは、米雇用統計後の展開について、強めの内容で株価が買われるような流れになれば、ドルも円も弱含むので、ドル・円の上値は限定的になる可能性が高い、と予想。一方、弱い数字が出て米金利の低下圧力が一段と強まれば、「ドル安主導でドル・円の下げが加速するリスクがある」とし、「リスクは非対称で、ドル・円の下落方向に傾いている」と語る。
ユーロ・ドル相場は1ユーロ =1.31ドル台後半を中心にもみ合う展開。ギリシャの赤字削減計画が進展するなど欧州をめぐる不透明感は弱まっているものの、米雇用統計を前に新たに持ち高を傾けにくく、日中の値幅は0.0030ドル未満となった。
米雇用統計見極めへ
ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査によれば、6日発表の7月の米雇用統計では、国勢調査による雇用の縮小が響き、非農業部門雇用者数が6万5000人減少するとみられている。7月の失業率は9.6%と前月の9.5%から上昇する見通し。
今週は米景気の減速懸念から米連邦準備制度理事会(FRB)の追加金融緩和観測が浮上し、米国債市場では米2年債利回りが過去最低を記録するなど金利低下が進行。外国為替 市場ではドル安が進み、4日には対円で一時、昨年11月以来のドル安値となる85円33銭を付けた。
シティバンク銀行個人金融部門リテール・プロダクト本部為替 市場調査の尾河真樹シニアマーケットアナリストは「米国について一部で二番底懸念やデフレリスクへの懸念が台頭しているなか、どうしても米国の経済指標に対する注目度は通常よりも高い」と指摘する。
その上で、雇用統計が予想よりもかなり悪い内容となった場合にはドル・円が昨年11月に記録した1995年以来のドル安値(84円83銭)を試す可能性もあると、尾河氏は予想。「ドル安がテーマになりつつある中、ドル・インデックスが200日移動平均線にちょうど乗せており、このタイミングで悪い数字が出るともう一度投機的にドルが売りやすくなる」とみている。
6日の東京株式市場では、TOPIXが続伸。日経平均株価も取引開始直後に前日比100円超下げる場面が見られたが、中国株が堅調に推移するなか、徐々に下げ幅を縮小した。
円は対ドルで1ドル=85円台後半から一時、86円19銭まで下落。対ユーロ では1ユーロ=113円台前半から一時、113円71銭まで値を切り下げた。
JPモルガン・チェース銀行債券為替 調査部の棚瀬順哉チーフFXストラテジストは、米雇用統計後の展開について、強めの内容で株価が買われるような流れになれば、ドルも円も弱含むので、ドル・円の上値は限定的になる可能性が高い、と予想。一方、弱い数字が出て米金利の低下圧力が一段と強まれば、「ドル安主導でドル・円の下げが加速するリスクがある」とし、「リスクは非対称で、ドル・円の下落方向に傾いている」と語る。
ユーロ・ドル相場は1ユーロ =1.31ドル台後半を中心にもみ合う展開。ギリシャの赤字削減計画が進展するなど欧州をめぐる不透明感は弱まっているものの、米雇用統計を前に新たに持ち高を傾けにくく、日中の値幅は0.0030ドル未満となった。
米雇用統計見極めへ
ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査によれば、6日発表の7月の米雇用統計では、国勢調査による雇用の縮小が響き、非農業部門雇用者数が6万5000人減少するとみられている。7月の失業率は9.6%と前月の9.5%から上昇する見通し。
今週は米景気の減速懸念から米連邦準備制度理事会(FRB)の追加金融緩和観測が浮上し、米国債市場では米2年債利回りが過去最低を記録するなど金利低下が進行。外国為替 市場ではドル安が進み、4日には対円で一時、昨年11月以来のドル安値となる85円33銭を付けた。
シティバンク銀行個人金融部門リテール・プロダクト本部為替 市場調査の尾河真樹シニアマーケットアナリストは「米国について一部で二番底懸念やデフレリスクへの懸念が台頭しているなか、どうしても米国の経済指標に対する注目度は通常よりも高い」と指摘する。
その上で、雇用統計が予想よりもかなり悪い内容となった場合にはドル・円が昨年11月に記録した1995年以来のドル安値(84円83銭)を試す可能性もあると、尾河氏は予想。「ドル安がテーマになりつつある中、ドル・インデックスが200日移動平均線にちょうど乗せており、このタイミングで悪い数字が出るともう一度投機的にドルが売りやすくなる」とみている。
6日の東京株式市場では、TOPIXが続伸。日経平均株価も取引開始直後に前日比100円超下げる場面が見られたが、中国株が堅調に推移するなか、徐々に下げ幅を縮小した。