外国為替証拠金取引会社(個人に外国為替 取引を提供している会社)のホームページなどで外国為替レートが表示されている場合、1ドル= \100いうような1つのレートだけではなく、ドル円ならば 100.50-100.53ユーロドルならば 1.3035-1.3038、ユーロ円ならば 134.70-134.73という具合に、必ず 2つのレートがあると思います。これらは買値(ビッド)と売値(アスク、オファーとも言う)を表し、買値が左側、売値が右側です。

買いたいと思っている人の最も高い値段が買値になり、売りたいと思っている人の最も安い値段が売値になっています。つまり、あなたが買いたいと思った時には右側に表示されている売値で取引することになり、反対にあなたが売りたいと思った時には左側に表示されている買値で取引することになります。
世界の基軸通貨、USDと表記されます。世界最大の流通量がある通貨です。私たちからみてもなじみの深い通貨で、為替初心者の方はまず円と米ドルとの取引をすることをオススメします。米ドル金利と為替レートの水準が連動しやすく、金利上昇=米ドル高(円安)になりやすいとされます。また、伝統的に金価格との間に負の相関(逆方向に動く)があるとされます。世界の政情不安時には「有事のドル買い」という言葉があるように、ドルが買われやすくなります。

米ドルの特徴と為替レート 変動の傾向

米ドルの特徴や為替レートが変動する傾向について経済のファンダメンタルによる傾向と、最近の時事ニュースなどを絡めて解説します。

経済のファンダメンタル

国内総生産(GDP)は世界1位。生産力、消費力で世界経済のけん引役となています。一方で、多額の貿易赤字国であり、財政赤字国であるため、いわゆる双子の赤字をかかえています。

直近経済の動向と為替

世界経済の中心という点から、為替レート の水準は自国経済(アメリカ経済)の先行きによって変化することが多いです。米ドル自体が世界通貨としての様相をもつことから、米国の短期金利(債券価格)と他国(ユーロや円、ポンドなど)の外国債券との金利差が為替レートに大きな影響を与えます。また、米国経済の強さも為替レートに大きく反映します。米経済がつよくなればその分ドル高方向に為替レートは進みます。
日本円はJPYと表記される通貨です。多くの外為投資においては、私たちは「円」をベースに取引することになるので、「円と比べて米ドルは・・」というように、円と外貨との相対的な比較での取引がベースになることが多いと思います。さて、日本は輸出うを主とする経済構造です。そのため、原材料価格の上昇は経済にとって悪影響。また、米国・中国などの主要貿易相手国の景気が波及しやすいという特徴もあります。
歴史的にみても「超」低金利通貨としてしられており、キャリートレードなどの対象にもなりやすいです。

日本円の特徴と為替レート変動の傾向

日本円の特徴や為替レート が変動する傾向について経済のファンダメンタルによる傾向と、最近の時事ニュースなどを絡めて解説します。

経済のファンダメンタル

日本経済は、原材料を輸入して加工したものを海外に輸出するという加工貿易が主となっています。

そのため、「原材料価格の高騰」「貿易相手国の景気悪化」時には収支が悪化することになり景気が悪化します。特に、主要相手国である「アメリカ」や「中国」などの景気が悪くなると日本で作ったものが売れなくなることから、日本の景気も悪くなります。逆に、世界の景気がよくなり消費が拡大すると最も恩恵を受ける国の一つと言われています。

直近経済の動向と為替

日本円は、世界の主要通貨の中でも特に低金利通貨となっています。そのため、キャリートレード(低金利通貨で資金調達を行い、高金利通貨で運用する)の資金調達通貨として選ばれることもあります。

キャリートレードでは、円をまず借ります。その円を売って米ドル の債券などを買います。

円の調達金利(借り入れ金利)が1%で、米ドルの債券金利が5%なら、差額の4%の金利を得ることができます。

キャリートレードが活発になると、円売りドル(高金利通貨)買いとなるので、円高要因となります。キャリートレードの要因は低金利通貨と高金利通貨の金利差の拡大により活発化するので、日本以外の国の金利上昇が円高要因として強く作用しやすいです。逆に、高金利通貨(たとえば豪ドルなど)との金利差が低下すると円安要因となりやすい傾向があると言い換えることもできます。