だいぶ前から知っていましたが、山岸舞彩さんは東京マラソンに出場するみたいですね。正直言ってろくに準備もせずに出場するのはマラソンを甘く見ています。
確かに水泳とかゴルフとかやっていてスポーツ万能なのは分かりますが、そもそもトレーニングする筋肉の質が違うんですよ。筋肉には2種類あって、瞬発力の筋肉と持久力の筋肉があります。トレーニングによって、全体の筋肉が瞬発力の筋肉になるのか、持久力の筋肉になるのか決まってきます。水泳とゴルフはどう見ても瞬発力の筋肉です。でも、マラソンは持久力の筋肉です。トレーニングでその筋肉を9割、いや95%ぐらい持久力の筋肉に引き上げて使うんですよ。それに耐えられるトレーニングをしてこなければなりません。
また、トレーニングのピーク時を3週間前に設定し、その時点で35キロ走る必要があります。でも、彼女がピークである3週間前に走った距離は20キロです。ハーフマラソンの距離にも及びません。
それとランニングマシーンは残念ながら練習にはならないんです。なぜなら、実際、外を走ってみたら分かると思いますが、負荷が全く違うんです。ランニングマシーンで走っても、負荷は外で走ったのと比べて50%にも満たないでしょう。これではマラソンの体には短期間ではなれません。
そういう状況を考えると彼女のやっていることはかなり無謀です。心臓も肺も対応出来るだけのトレーニングを積んでいません。
東京マラソン、私に出させてよ…と言いたいですね。
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