アナログからの脱却 | HIDE

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アメリカ サンフランシスコ在住。ベースボールとサッカー好き。誰が何と言おうとOakland A'sとSan Jose Earthquakesの大ファン。趣味:走ること、自転車、美味しいものを食べること。特にラーメンが大好き。乙女座B型。やはりちょっと変わっている....らしい。

何か急に思ったんですが、平清盛とメジャーリーグベースボール(MLB)って似てるんじゃないかなぁ…突然何を言い出すかと思うでしょ?(笑) B型なんでその辺は許してね。

じゃあなんでか…両方ともアナログの匂いがするんですよね。大河ドラマの平清盛…私は好きですねぇ。このドラマすごく面白い。いつも録画してるんですが、次週まで何度も観ます。でも、私のような歴史マニアには大河ドラマの平清盛はウケがいいと思いますが、何せこのデジタル世代のご時世、なんでもかんでも日に日にスピーディーになっていますから、1年じっくり、しかも週一でドラマを観るという我慢強さが今の人には失われつつあります。ですので、視聴率が下がっているのはドラマがつまらないのではなく、デジタル世代の人たちの生活スタイルに合わなくなってきているのが1番の要因だと思います。これって以前ブログでも書きましたよね。

では、MLB…一昔前、いや今でも言われているか…ベースボールはアメリカ人の国民的娯楽と言われてきました(言われています)。でも、それって娯楽と呼べるものが少なかった頃の話で、アメフトなどの様々なスポーツの台頭、スポーツ観戦以外の娯楽が増える中では、上記のもはや死語に近い言葉の上にあぐらをかいている時代はとうに過ぎてしまっていると思います。これも何度もブログで書きましたが、一回サッカーのゲームを観てしまうと、ベースボールはそれこそ静止画を観ていると錯覚をするほどスピードが遅く、サッカーがデジタルなら、ベースボールはアナログのスポーツです。同様にデジタル世代にはだんだんベースボールは受け入れられなくなるのではと思うんです。

こうやって比較してみると、なんか似てるでしょ?両者とも一昔前までは絶大な人気を誇っていたけれど、今では昔ほどの勢いがなかったり低迷しているところも…

特に私はベースボールの行く末がすごく心配です。近い将来アメリカの4大スポーツはサッカーが割り込むと同時にアメフトとサッカーで人気を二分することになるでしょう。アイスホッケーは論外。4大スポーツから蹴落とされます。残りのシェアをバスケとベースボールで争うことになると思いますが、その際、どれだけベースボールがシェアを獲得出来るかです。デジタル世代に受け入れてもらうためには、抜本的な改革が必要になってくると思います。

私の改革案です。

1. 引き分けとポイント制の導入

選手にとっても、観客にとっても、延長戦ほどモチベーションが下がる出来事はありません。ですので、延長戦なしで引き分けを導入すれば、両者ともシャキッとなると思います。その代わり、引き分けに意味を持たせることが必要になります。ですので、ここでサッカーのポイント制を導入すればいいのです。勝利には3点、引き分けには1点、負けは0点みたいにね。

2. 試合数を100試合ぐらいに抑える

選手や観客にとって今の試合数は体力的にかなり厳しいと思います。ですので、100試合ぐらいにとどめ、お互いベストな状態でゲームに臨むべきでしょう。

3. イニング数を6イニングまで。

ゲームをダラダラやることに意味があるとは私は思いません。2時間ぐらいで抑えることが選手にとっても観客にとってもメリハリがつくと思います。通常、1イニングが終わるのに20分ぐらいかかるので、2時間で終わるためには6イニングがベストだと思います。中には7th Inning ストレッチはどうするのと言う人もいると思いますが、そんなのゲームが半分終わったサードイニングの時点でやればいいじゃないですか。その方がメリハリがつきます。

ダラダラとゲームをやることなく、試合数とイニング数を減らすことによって選手のも観客にも活力を与え、それと同時に選手も短い時間内で今以上に全力でゲームに臨める…いいと思いません?

私の改革案は極端かもしれませんが、アナログスポーツからの脱皮のため、また、近い将来のアメリカ4大スポーツの再編に備え、このぐらいの抜本的な改革が必要であると肝に命じておいた方がいいと思います。

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