なんとか税務申告書の作成が期日まで間に合い、今日はちょっとだけほっとしています。今日だけですけどね...
税務の仕事って期日が終わったらなにをやっているのか、暇なんじゃないかと思うでしょう?半分は当たってます(笑)。が、そうでもないですね。ご存知の通り、アメリカは州政府の集合体ですので、連邦政府としての法律だけでなく、また州政府としても個々の法律というものもあります。ですので、厳密にはまだ申告書の作成は終わっていないんですよ。ハワイ州が4月20日、オハイオ州は5月1日がです。まぁ、私はやらないですがね。それだけでなく、税金の支払いは四半期毎にそれらの政府に支払う必要があるため、その見積もり計算をして払わなければならないですし、次年度に備えての準備はまさにこの時期から始まります。
私の会社は6月決算のため、6月末から7月初の時期はより正確な税金の計算をし、その金額を財務諸表に反映させる必要もあります。ですので、その時期は終電に乗らなければならないほど忙しいです。
その時期が過ぎたのもつかの間、連邦の税務申告書の準備が9月頃から始まり、州政府の税務申告書の作成が1月から始まり.... と延々と続きます。
なんでそんなに時間かかるの?と思うでしょう。そりゃ、パパママ会社で近所でしかビジネスをしていないんだったらそうでもないでしょう。ところが、自分で言うのもなんですが、でも、ホントにそうなんで... 私の勤める大企業になりますと、子会社が多いですし、基本的にそれぞれの子会社がビジネスをやっている州には税務申告書を納めなければならないので、もうまさにねずみ講のようですね。末端は膨大な量になります。というわけで、暇でもあるんですが、忙しいんです。
でも、忙しいとは言っても、日本と違って休暇は取らなければなりません。日本は休暇ってなかなか取れないじゃないですか。取っても白い目で見られたりして。でも、こっちは取らなければならないんですよね。これも義務です。アメリカでは大抵、子供が夏休みに入ったとき、感謝祭のとき、クリスマスのときに取るみたいです。ですので、その時期は2週間くらいポーンといない人たちが増えます。その辺りはうらやましいでしょうか?でも、どこかに出かけるとお金がかかりますし、経済的に苦しくて、なかには休暇はとるけれど、どこにもいかないという人たちもいます。こういう状況をなんて呼ぶか知ってますか?Vacationならぬ、Staycationと呼びます。stay..要は家にいるということです。休暇を取れない日本も大変でしょうが、休暇をいかなる理由であれとらなければならないアメリカも結構大変なんですよ。
今日は長々と書いてしまいましたが、ちょっとはアメリカでの税務の仕事や休暇のことなど分かってもらえたでしょうか。
それでは、今日はこの辺で...
おやすみなさい。
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