仕事の上で、私は2つのタイプの人がいると思います。その答えの前に一つ問題を出しましょう。
昨年まで書類上数字があった箇所が今年はゼロでした。ゼロであることは正しいと過程します。また、私が聞きたいのはゼロの理由を書面化しなさいと言っているのではありません(そんなの当たり前ですから)。そのゼロを見てどう処理をするかです。さあ、どうしますか?
1つ目のタイプ…何もしない。ゼロですからね。
2つ目のタイプ…そのゼロがどこから来たのか、参照番号をつける。
あなたはどちらのタイプですか? 私は2つ目のタイプです。
日本ではどうか知りませんが、とかくアメリカでは1つ目のタイプの人が多いです。大抵そういう人は短期的な視野でしか行動していない人が多く、また、仕事を早く終わらせることに集中し過ぎて、それが効率いいと勘違いしているからです。
ただ、多少仕事の速度が遅くても、そのゼロがどこから来ているのか記載することによって、来年同じ仕事をやった時にすぐに対応出来ることとなります。そのゼロが、将来ゼロのままでいるとは考えられないでしょう?すなわち、長期的に見た場合、参照番号をつけ続けることによって、来年、再来年の仕事が効率よく出来る結果となります。
愚直なやり方かもしれませんが、変化を求め、人よりも目立つ行動をする人もいますが、地味ながらも同じ仕事をやり続け、同じ情報を提供し続けることも大切なことなのです。そう、まさに匠の仕事のように…
仕事は早ければいいというものではありません。それに質が伴わないと、逆に相手を振り回すだけになりかねません。もし、ただ早いだけでいいようでしたら、それこそ、野球でしたら速球投手はみんな20勝以上毎年していることになるでしょう。ところがそうじゃない…速いだけではダメなんです。
ゼロの意味を考える…そういう気概を持って行動してくださいね。
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