🧭 これまでのあらすじ

このブログは、2026年2月の中学受験を目指す小6男子「勇者のんき」と、その父「もぶ蔵」が送るリアルRPG風受験記録です。 のんびり屋の勇者を支えるモブ蔵が、日能研という名のギルドでの修行、テスト、そして日々の冒険を記しています。 現在、物語はいよいよ本番3ヶ月前。勇者親子、最後の章に突入中!

第3話

のんき、月一の試練(マイファーストテスト)に挑む!

〜まだ“戦い”とは呼べない戦い〜

挿絵:初のマイファーストテストに挑む のんき
SYSTEM

ギルド入団から数週間。
勇者のんきは授業と宿題という日常クエストをのほほんとこなし、すっかり「塾ライフ」をエンジョイしていた。
そんなある日、ギルドから一通の手紙が届く。

「月に一度のマイファーストテスト、始まります!」

父モブ蔵、即座に緊張。 「ついに…戦いが始まるのかッ!!」
が、のんきはというと──

「えー?月に1回もやるの?やだなー。」

この温度差。親はRPG最終盤のボス戦気分、子はスライムベス相手のチュートリアルである。

それは“戦い”と呼ぶには、あまりにも穏やかな戦いだった。
(※のんきは筆記用具を忘れて、まず道具屋に戻った)
🗺️ 村の規模(当時のフィールド)

3年生当時のテスト人口は約3,000人。 つまり、まだ“小さな村”での争いだ。

だが6年生になった今、モブ蔵は知る。 それはほんの序章── 6年生では1万人を超える大都市での戦いが待っている。 かつての3000人村など、今思えば“チュートリアル草原”だったのである。

⏳ テスト頻度インフレ年表
  • 3年生: 月1のマイファーストテスト。「え、毎月あるの?けっこう大変じゃない?」
  • 4年生: あれ?もう月2回だと?(増殖早すぎ)
  • 5年生: テストは週刊少年ジャンプ化。ほぼ毎週発行。
  • 6年生: 毎週テスト+月1全国模試+授業ごとに小テスト
    休戦日=存在しない。

──当時のモブ蔵、知らなかった。 「月1回?大変だね〜」なんて笑ってた自分をぶん殴りたい。

そんなテスト生活の始まりは、まだ“のほほんステージ”。 のんきの結果はというと──

📊 勇者のんき・初期ステータス
  • ベストスコア:約600位 / 3,000人中
  • ワーストスコア:約1,800位 / 3,000人中

良い時と悪い時の差が激しく、結果はまるでスロット。 出目次第で天国か地獄か。 だが、モブ蔵の反応は常に一定──
「ふーん」
(※主に動揺を隠している)

まだ本気で一喜一憂する段階でもなく、勇者のんきも「まぁ楽しかったよ」で済ませてしまう。
だがその無邪気さが、この後モブ蔵のメンタルを削るMP消費地獄に直結するとは、このとき誰も知らなかった…。

月1のテストを「戦い」と呼んでいた頃が懐かしい。
今では週に数回テストの通知が飛んできて、 モブ蔵のLINE通知音=戦闘開始の合図

だが、そう。ここがすべての始まりだった。
3,000人の小さな村で剣(鉛筆)を振り上げた少年が、やがて1万人の戦場へ挑むことになる。
そしてモブ蔵もまた、テスト結果の数字と戦う戦士になっていく。

🔖 次回予告
「激動の4年生へ突入!」
〜テスト倍増、科目の壁、そして“のんびり勇者”の初スキル振り〜
 
もぶ蔵
「月1テスト」で驚いていた頃が懐かしい。 今は「テストがない週」に違和感を覚えるまでに進化。 勇者のんきの保護者であり、心のHPバー管理人。