数年前に手放したXF100-400mmF4.5-5.6を先頃買い戻した。手放した理由は重いこととカメラに取り付けると(ほんのちょっとではあるが)がたつく仕様なのが気持ち悪いことだった。入れ替わりにXF70-300mmF4-5.6を投入した。これは軽くて描写もなかなかのものだった。XF16-80mmF4との組合せでレンズシステムは完成したと思っていた。それを今になって軽量化に逆行してまで元に戻したのは何故かというと、一つには75-300mmには三脚座がないため三脚で縦位置に構える際にどうしても不安定になりがちなことである。これは特にテレコン(1.4×)をかました場合に顕著だった。この際、ガタつきや重さには目をつぶって回転三脚座の利便性を取ったということである。

それと、もう一つ理由があって、それはXF18-120mmF4を購入したことに端を発する。このレンズ、動画用に寄っていて電動ズームだったりするのだが、性能は侮れない。それと、フルサイズ換算で28-180mmと大半の状況においてこれ1本で済んでしまい、開放がF4通しであることもあって(電動ズームであることを差し引いても)使い勝手がよい。現に今ではメイン機にはこのレンズを着けっぱなしでいる。そうなるとレンズ交換するのは超望遠域が必要なときくらいになり、なるべくなら長い方が望ましい。それに18-120mmと75-300mmとの焦点距離の重複の多さも気になる。

そんなこんなでXF100-400mmを買い戻した次第である。テレコンをかまし、さらにクロップ(1.29×)にすると、焦点距離はフルサイズ換算で1000mmを超えることになり、レンズシステムが完成の域に達した(と信じたい)。

以下に買い戻したXF100-400mmで撮影したカットを掲げる。出番は多くないが、確実にものにしてくれる堅実さが頼もしい。

↓磐越西線山都ー喜多方にて

↓秩父鉄道広瀬川原にて。なお、画面右側のランボード下部に掲げられていた赤旗はLrの生成AIで削除した。

↓根室本線赤平ー東滝川にて