SNS、就中X(旧Twitter)のライブ感は素晴らしい。特に若い人の写真は旅の臨場感に溢れていて見ていてすごく楽しい。そうか、現場はこんな雰囲気なのか、こんなふうにして撮っているのか、見事な雛壇だなぁ、最近はこんな装備がトレンドなのか、相変わらずハス4が幅を効かせているなぁなどなど、流行を知る上でも貴重である。やはり若者の感性はいいなぁと羨ましくもある。そういう感情は歳をとるにつれて強まっているようだ。

これに対して、年配者がアップする写真の中には生理的に嫌悪感を催すものがある。そういうのはなぜかFacebookやBlogに多い。例えば、小汚い足の爪先の写真を見せられるのは堪らない。なんでそんな写真を載っけるの?と素朴に思うし、吐き気を催すのでやめてくれと叫びたくなる。

また、食べ物の写真。飲み屋やレストランで出てきた料理をスマホで撮ることは普通だと思うが、撮るのは箸をつける前にしてほしい。それなのに、食べかけの料理とそれをつまんだ箸の写真をアップするというその神経というか精神構造がわからない。美的感覚というか、見る人が気持ち悪く思うということに気が回らないのか。育ちの悪さまで疑ってしまう。

極めつきは、健康診断や手術の際に撮られた臓器のレントゲン写真を載せること。いったいこの人は何を考えて斯様なものを載せるのか、全くもって意味不明である。いい歳こいた人間がやることとは思えない。

そんな醜悪な写真に対し、いいねしたり、持ち上げるコメントをしたりする取り巻きが少なからずいるのはもっと驚きである。そういう醜悪昭和系は… あ〜、いやだ、いやだ。自分はそんなふうになりたくはない。

そんなもの見なけりゃいいではないかとの意見もあろうが、見えてしまうのだから始末が悪い。フォローしなければ見なくてすむのかもしれないが、これがどうしてなかなか難しいから困るのである。

↓本文とは直接の関係はないが、近年訪れた宿で最も感動した料理をお目にかけたい。できれば1年に1回泊まりたいところだが、そうそう贅沢はできない。


【お知らせ】

猫実マサヒロ氏(steam_locomotive_nostalgia)と青井岳夫によるYou Tubeチャンネル『機関車ラヂオ』。国鉄時代のあれこれに関し、アラ還前後のいい歳こいたオヤジのダベリと言えなくもありませんが、皆様にご笑覧いただければ幸いです。