先月の北海道での鉄チャンで暑さに自信が持てたというわけでもないが、先週末に鬼怒川経由で会津・新潟方面に出撃した。メインターゲットは運転を再開したC57180。結論を先に言えば、北海道とは比較にならないほどの酷暑で疲労困憊した。晩に宿で飲んだアルコールがこれでもかというくらいにサーっと身体に染み込んでいった。文章を記す気力もないので、旅の時系列順の写真へのキャプションでご勘弁願いたい。(以下の写真は全て2023.8.19に撮影)

↓まずは東武鬼怒川線へ。予報は曇りなので光線状態を気にすることなくどこで撮ってもいいやと思いつつ向かったが、現地は晴れ。ならば光線状態の良い倉ヶ崎で撮ることにした。木陰に三脚を立てて待機していると、頭を垂れつつある稲の香りが心地よい。

↓次にやって来る大樹はいつまでかはわからないが期間限定の赤プレート207号機。それを強調するため栗原の切り通しで迎え撃った。まだ10時過ぎというのに酷暑で車の中で待機するが、車から出ると一瞬でメガネが曇るのが鬱陶しい。

↓東武鬼怒川線で下りの大樹2本を撮っただけで、国道121号を北上。途中昭和村の旧喰丸小学校校舎に立ち寄るなどして、道の駅尾瀬街道みしま宿で昼食。酷暑の昼はせいろに天麩羅に限るというのが持論である。

↓只見川第3橋梁を順光側から撮れる旧道に行ってみたが、2020年7月の落石で通行止めのままではないか! 3年も通行止めが続いているということは、只見線と違って当分復旧するつもりがないということかもしれない。そういうわけで不本意にも宮下ダム近くで撮ることにした。

↓下り列車がトンネルを抜けたところを撮ろうと目論み、三脚をセットするも列車が来ない。スマホでJR東日本のWebサイトの時刻表を見てもとっくに通過している頃合い。変だなと思っていると突然反対側から時刻表にない上りがやってきたので、慌ててレリーズ(上の写真)。会津宮下で交換した本命がようやく現れた。後で調べたところ、デジタル時刻表には臨時列車もちゃんと載っていた。

↓あまり時間の余裕がない中を濁川橋梁に直行。舞台田のあたりにはパトカーがいて、駐車している車を排除している。駐車禁止の標識のないところに車を停めたが、それでも警官がパトカーから降りてこちらに向かって来る。その手の人種とはあまり喋りたくないので自主的に車を川堤にまで移動した。おかげで意図した写真は撮れなかった。

↓今回のメインは馬下の日没である。この時間帯だけ雲がなくなるとのSCWの予測を信じて、濁川から脇目も振らずに駆けつけた。1時間前の余裕の現着。大半の人は線路の向こう側でギラリ狙いだが、線路脇のブッシュが気になる僕はシルエット狙い。なんとかイメージどおりの写真が撮れ、満ち足りた気分で今日の宿に向かった。