2年前に京都と大宮の鉄道博物館を立て続けに訪れたことがある。

 9月に京都、11月に大宮を訪れた。コロナ禍前ということもありどちらもインバウンド(外国からの訪日客)が多くて驚いたが、時間はたっぷりあったので脚が棒になるまで館内をあちこち歩いて一つひとつの展示物を丁寧に見て回った。

↓京都鉄道博物館の実物展示。230形機関車

↓EF58 150号機。1987年の分割民営化に際し茶色に塗られたが、元の塗色に戻ったとは知らなかった。

↓581系(左)と489系(右)

↓100系。シンデレラエクスプレスを思い出す。

両者を比較するわけではないが、子供連れで行くならアトラクションが充実している大宮、マニア向けなのは説明•解説が丁寧な京都という印象を受けた。京都の展示は説明文がかなり高度で、信号システムの説明や直流交流の説明など大人でも難解に感じる人がいるかもしれない。一方、大宮は運転シミュレーションを始め大人も子供も楽しめる展示が多かった。営業の東、技術の西といったところだろうか。鉄チャンの目で見ると会社の鉄道愛の度合いまで透けてみえるのが面白かった。

↓鉄道博物館(大宮)の実物展示。1号機関車

↓C57 135号機。1975年12月14日に我が国最後の旅客列車を牽引した蒸機

↓ターンテーブルに乗るEF55

↓400系(左)とE5系(右)
実物展示は両方とも充実しているが、大宮の方は古いものが多く若年層にはあまりアピールしないのではないかと心配になった。これに対し京都は比較的馴染みの深い車両の屋外展示が多く、また館内も明るいので写真撮影がしやすいのはよかった。そしてなにより梅小路が隣接しているのが強みだ。

 

どちらの博物館もよく練られた展示が多く、鉄チャンとしても訪れる価値は十分にあると思う。