「このあたりにはねぇ、昔、路面電車が走ってたのよ」
新宿のマンションにお住まいのトヨさん(70代後半・仮名)が、突然そんな話を切り出しました。
新婚当初、新築のマンション(今住んでいらっしゃるところです)に引っ越してきたこと。
当時はトップクラスの高層マンションで、自慢のお住まいだったそうです。
部屋から、1日何度も往復する路面電車を見下ろせたこと。
それはそれは夢にあふれた、幸せな毎日だったこと。
話している間は、魔法がかかったように、新婚当初の表情になっていました。
そして今は、数年前にご主人を亡くされ、広い部屋に1人住まいです。
50年ほどの歳月を経てすっかり色あせた壁紙が、トヨさんが大きくうなずくたびに、僕の目に飛び込んできます。
ふと我にかえり、
「あら、またどうでもいいことをベラベラと喋っちゃったわね。ちゃんと途中で止めてもらわないと!」
と、いつものように豪快に笑うトヨさん。
とりとめもない、そして宝物のようにキラキラ輝くお話を、僕たちはいつも、聴かせていただいています。
もっと長く話していたい。そう思うのはむしろ、僕たちの方かも知れません。
================================
【PR】親の老後と、どう向き合う!?
スカイプで月額 1000円から始める、遠隔ケアサービス「見守りん」
http://www.exceliebe.com/mimamorin/index.html
★★★ まずは、1ヶ月無料トライアルから! ★★★
================================