家計簿の残高とお財布の現金が合わなくて、悩むことはありませんか
続くと、家計簿を放り出してしまいたくもなりますよね(;_;)

今回は、残高が必ず合う家計簿のつけ方を《スッキリ家計簿》を使ってご紹介します(^^)




お金の流れだけを入力する



えっ、それじゃあ家計簿の意味が…と思いますか
では、今から、ある1日の家計簿をつけてみましょう。



こんな1日の家計簿です。
1△△銀行から現金20,000円を引き出し。
2現金から5,000円を○△銀行に貯金。
3現金からWAONに5,000円チャージ。
4WAONで5,260円を支払い、WAONポイント66円付与。
5クレジットカードで1,598円支払い。
6お財布の現金は1,200円減っていました。




[1]これを順々に記入していくと…
1収支を入力します。
20160308-1


2収支以外のお金の移動を入力します。これがこの日の各口座の残高です。
20160308-2

でも、数えた現金が35,913円なのに、家計簿の現金残高が36,033円だったとしたら、120円合いません。レシートもないし、考えてもわからない…。

仕方がないので、なんでもいいから120円入力してしまいますよね。
気持ちはすっきりしませんが、お財布から120円減ったのは事実なわけです。




[2]お金の流れだけ入力すれば…
1収支を入力します。
20160308-3

どのお財布からいくら出入りがあったか、ということだけを入力していきます。

現金なら現金で、引き落としなら引き落としで、何件あってもそれぞれひとつにまとめますが、収入と支出は分けておいた方がスッキリします。


2収支以外のお金の移動を入力します。これがこの日の各口座の残高です。
20160308-4



比べてみて下さい。
どちらの方法で入力しても、2の金額はすべて同じです。

もちろん、お金の流れを入力するだけだと、費目別の集計はできません。
でも、家計簿をつける目的は、2を把握することだと思いませんか

もし、これだけを管理して問題なければ、それでいいと思うのです。

家計簿をつけずにどんぶり勘定でも家計を上手に回している人が身近にいるのですが、そういう人はきっと、2が頭に入っていると思うんですよね。

私には頭の中だけで数字を扱うなんて無理ですが…あせる

何年か前に、手書きだったころの家計簿を見る機会があったのですが、1しか書いてなくて、「なんじゃこりゃ!?」な家計簿でした(笑)

一生懸命書いてたことだけはよくわかるんですけど、「で」という感じ。
月の集計を見ても、その日の家計の状態がどうだったのかは、よくわからない…。

迷わず処分したことは言うまでもありません…(^^;)

私の場合は今、レシートを見ながら普通に入力しているのですが、家計簿をつけ終わった時や過去の記録を見る時に見たくなるのはいつも2で、1を見ることはあまりありません。

じゃあ1は役に立たないのかというと、もちろんそんなことはないですよ~。

2だけを管理して問題があるようだったら、やっぱり1も入力して、費目別にどうなっているか集計を見て確認した方がいいですし、問題がなくても、入力しておけば過去の記録として役に立つこともありますから。

でも、2だけでもいつも見ていると、「いつの間にかお金がない…」みたいな、困ったことにはなりにくいですよ(^^)

※家計簿の画像は、すべて《スッキリ家計簿》無料版の旧バージョンのものです。




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