■知る人ぞ知る店って、あなたの周りにもありますよね
「お昼ごはん、何食べようかな・・・」
そう思ったとき、きっと思い浮かべる店は、関係性のある店かもしれませんよね。
さてさて、何度言っていることですが・・・
これからのビジネスのキーワードは『関係性』です。
店だって『関係性』が重要ってことです。
青山の万年筆専門店『書斎館』。
決して立地がいいわけではない。
でも、とっても売れています。
こんなところに店があるのかぁ?
といわれるような杉並区の住宅街で、25年間ものあいだ。圧倒的な支持を得ているダイニングレストラン『高井戸倶楽部』。
ボクのセミナーをやっている店。
すごくファンが多い店です。
東京郊外のものすごく不便なところで、23年間もの間、1杯1000円以上するコーヒーを提供している『パペルブルグ』。
応援してくれる、信者がたくさんいる。
「知る人ぞ知る」
「わざわざ探して来店する」
「目的来店」
というキーワードの店が繁盛しています。
でも、そういう店はマスコミにはあまり登場することがありません。
だから、知る人ぞ知るなんですけどね。
どうして繁華街の不特定多数のひとを相手にしている店よりも、こういう不便なところにある店が人気なのでしょうか?
それは『関係性』なんです。
関係性を深めているってことです。
同じ商品を買う場合、お客さんは、関係性の深いところから買うんです。
便利だから買うわけじゃない。
安いから買うわけじゃない。
嫌な店員がいる店より、感じのいい店員がいる店で買う方がいいに決まっている。
不特定多数のひとを相手にしている店よりも、ひとりひとりのお客様の顔が見えている距離感の店のほうを選ぶんです。
理性や便利さで店を選んでいるわけじゃないんです。
好き嫌いという、実に感情的なことで選んでいるんですよ。
こういう店を体験するほうが、圧倒的に参考になると思う。
長い間、流行にとらわれず、マスコミの紹介も断り続け、圧倒的に繁盛している、そういう店です。
お客さまとの関係性を深めている店や企業です。