人間は理性でモノは買わない | 藤村正宏のエクスマブログ

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集客アップ・売上アップに役立つPOPやチラシなどの販促事例が満載。「モノ」を売るな!「体験」を売れ!のエクスペリエンス・マーケティングであなたのビジネスが圧倒的に輝きます。


消費税が上がると景気が悪くなるか?

きっと今年より売れなくなるかもしれません。

だって、景気が悪くなるのは、数字もそうですが、景気という文字に「気」がつくように、気分によるところが多いから。

でもね、だからって言って安くしようと思わないことが大事です。

逆に質を高め高く売ることが大事。

何度も言っていることですが、安売りしちゃダメなんです。

そこで止まっちゃって進歩も何もないし、だいたい、今の消費者が、なぜ安いものを買うかというと、ただ単に値段が安いから買うんじゃなくて、安いものにしても、高いものにしても、お金を払うだけの価値があるかどうかを、無意識のうちに考えて買っているんですよ。
言い換えればお金を払う価値がないと思えば、どんなに安くたって買わないんです。


◆コンサルタント藤村正宏のエクスマブログ◆-書斎館
高価な万年筆専門店「書斎館」
とっても繁盛している


そもそも、人間は理性でモノを買うわけじゃない。
この商品がどうしてもほしい、是が非でも手に入れたいと思うから買うのであって、言い換えれば、とってもエモーショナルな(感情的な)行為であるわけですね。
それを、あたかも人間は、理性でモノを買うようなロジックを立てて、考えた時代もあった。
それは今の時代は間違ったマーケティングの手法です。

エクスぺリエンス・マーケティングじゃなきゃ、売れないのですから。
商品やサービスが、お客にどんな体験を提供できるのか?
これからの時代、モノではなく売るのは「体験」なのです。


◆コンサルタント藤村正宏のエクスマブログ◆-書斎館
「書斎館」は万年筆を売っているのではなく
ゆたかな時間のある人生を売っているのかも



人間は、モノを買う動機づけとなるような潜在意識を誰しもが持っています。
もちろん、その潜在意識は、その人によって違っていますが、いずれにしても、そこに的確に訴えかけ、買いたいという感情を刺激すれば、モノは売れるわけですよ。
しかし、今はモノが売れない時代だと言われます。
ボクに言わせてもらえば、モノを売ろうとするからモノが売れないのであって、今はそんな時代じゃなくなっています。
では、何を売るのか?
それは「体験」なんです。

自分が扱っている商品やサービスが、お客にどんな体験を提供できるのか、どんな楽しさを与えることができるのか、そういう視点で考えないと、これから先の時代、モノは売れないということなんですよ。


ロジカルではなく、雰囲気やイメージで、不景気になることが多い。
だから変な節約なんてしないで、しっかり遊びましょう。
みんな賑やかに、飲み食いして、移動して、遊ぶこと。

そうすると、消費税が上がっても、大丈夫です。

まずボクたちが、どんどんお金を使うことです。
仕事が終わったら、飲みに行きましょう。
仕事の後の美味しいビールは最高でしょ。
お休みの日には街に出て、外食しましょう。
新しい服を買いましょう。
もし疲れていたら、温泉旅館に泊まりにいきましょう。
露天風呂もいい風情です。
休みには旅行を計画しましょう。
特に国内旅行。
観光地でお金を使いましょう。

日本人全員が、今より20パーセントくらいカラ元気をもつだけで、景気はもっとよくなる。
ロジックじゃないないけど、これは真理だと思う。

だって「気」だからね。
カラ元気で景気がよくなるのです。