ターゲットとマーケットは違う⑥ 現代ビジネスの問題点 | 藤村正宏のエクスマブログ

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これまで、ターゲットとマーケットは違うと書いてきました。

では、どうやってターゲットを明確にすればいいのでしょう。


坪井秀樹氏(コードネーム ハヤタ隊員)が副社長をやっていた愛知、三重、岐阜の展開中のリサイクルショップ「買取王国」。

ここのターゲット設定のやり方は、とっても参考になります。

売り場ごとに、ターゲットの設定を細かくやっている。

「メンズ衣料」担当の○○君のコーナーのターゲットは?」とか、「レディース衣料」担当○○さんのコーナーのターゲットは?」という具合に、ターゲットを細かく設定するのです。



◆コンサルタント藤村正宏のエクスマブログ◆-ターゲットを設定
トレカ売り場のターゲット



たとえば「トレカ(トレーディングカード)売り場」のターゲット設定は

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加藤祐樹くん
6歳、小学校1年生
買取王国の近くの小学校に通っている
身長120センチ
髪型 普通
夏はTシャツ、ポロシャツ(赤系が多い・・・)
家ではカードを見ては絵を描いている。
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などなど、加藤くんの日常や家族構成など、細かく設定している。

こういうターゲット像が明確になったら、

「この売り場は、加藤裕樹くんを、徹底的に満足させよう!」

そういう考え方で売り場の構成、陳列のしかた、ディスプレイ、POP、サイン商品構成、接客、などなどを、彼に合わせて考えるわけです。

たとえば、加藤くんが身長120センチだから、売り場スタッフが、自分の目線を120センチに合わせて商品を並べたり、サインやPOPの位置を考えたりするのです。



◆コンサルタント藤村正宏のエクスマブログ◆-買取王国
目線を120センチの子に合わせて
商品陳列するスタッフ


◆コンサルタント藤村正宏のエクスマブログ◆-買取王国
子供たちにも見やすき売り場になる


実際にターゲットが明確だと、売り場に個性が出てきます。


現代のビジネスの一番の問題点は「個性がない」ということなのです。



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女性衣料売り場のターゲット設定


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男性衣料売り場のターゲット設定


【今日のPOINT】

個人までターゲットをしぼってみる

現代のビジネスの一番の問題点は、個性がないということ。