茨城県守谷市に店舗を構える
エクステリア工房 Ｋプランオフィス 斉藤です。
外構工事を手掛けてはや39年目（２０２２現在）
今まで外構計画について ＨＰ、ブログで色々綴ってまいりました。
今回はマイホーム計画を進めるうえで
新築時において外構計画をどのように進めたらよいか？
色々なお施主様と接してきた経験から、少しアドバイスさせていただこうと思います。
外構・エクステリア計画で重要なことは何だと思いになりますか？
答えは・・・？ （色々お考えはあるかと思いますが）
私は動線に基づいたゾーニングだと思っています。
建築でいえば間どり
施主様の生活サイクル・要望を十分に理解し、敷地に最適な配置を考えゾーニングする。
日々の生活動線を考えたゾーニングになっていないプランはストレスになります。
良くデザインと言いますが、見た目のデザインもありますが、
考えられたゾーニングはそれも一つのデザインです。
車庫の位置はどこが良かったのか？
車庫2台分という依頼に対し、単純に2台並べるプランナーも多いと思います。
でもそれがすべてにおいて正解でしょうか？
持っている車の車種、使われ方をプランナーは聞いてきましたか？
一つの例
南側に玄関・和室・リビングと配置された建物
東道路面にたて2台分の駐車場、広く取られた庭空間
どこか問題デモ？？？
リフォーム依頼でこられたお客様ですが
子供さんの自転車スペースがほしい！
車での買い物帰り・子供さんを乗せての移動で濡れずにすむ方法は？
というご要望でした。
確かに自転車が門の前に倒れていますし、車庫から玄関への動線は遠いですね。
良くお聞きすると
ご夫婦共稼ぎ、奥様がお子様を迎えに行き、買い物もとのこと
写真を見てお解りのように和室シャッターは閉ざされたままです。
そこでこのようなリフォームになりました。
隅切り部分を庭空間にしリビング前の庭を広げ、車庫部分に駐輪スペースを設けました。
帰りの遅いご主人は今迄通り縦列車庫に入れていただきます。
車が入っても自転車の動線は確保されています。
車庫から庭への動線もあります。
そしてお子様の迎え、買い物と忙しい奥さまの車は玄関そばに屋根を付けて移動です。
部分リフォームなので、既存を利用することで制約を受けてはいますが
新築時にご要望、生活スタイル他いろいろお聞きできていれば
玄関先にもっと工夫ができたはずですね。
入居間もないお宅でも日々の動線が考えられていないと
リフォームの対象になってしまいます。
施主様の要望丸のみでいいのでしょうか？
配置、ゾーニングはそれでいいの？
もう一つの例
施主様の要望
広い土地で車利用はあまりなく、自転車スペースを玄関先に取りたい
リビング前にはデッキがほしい！
ハウスメーカーの提案はこちら
図面右奥、北道路に車庫スペースがあります。
疑問？
北車庫近くに勝手口はありますが、車からの動線は常に勝手口？
ゲストのスペースも北側だと、お客様の玄関への動線は・・・・・・？
これらの疑問はプランナーになかったのでしょうか？
買い物帰りの荷物動線・来客時の駐車スペース・自転車用スロープ等を考慮
このようなプランになりました。
入り口が大きな開口になりますのでフラットな建物とマッチングし
空間的に引き締まるようゲートを設けました。
玄関脇のデッキもパブリックスペースからの目線を考慮し
ゲートとおそろいの目隠しを施工しました。
施主様が同じ要望を伝えたとしても
出来上がるプランは違ってくるはずです。
施主様の要望をどのような形にするかがプランニングです。
ぜひ比較検討をしてください。
ご覧いただきありがとうございました。
茨城県守谷市のエクステリア・外構・外構リフォーム 専門店
HPはこちら Ｋプランオフィス
2010年以前の施工例はこちらから
茨城県守谷市けやき台 3-20-5 103
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