仕事の「量」は評価してもらえるのか? | 大阪教育合同労働組合 ウィザスユニオン

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【仕事の「量」は評価してもらえるのか? ~「○○率」が良くないのは低評価?~】
 
最近、皆さんからの相談や訴えをうけることが多くなってきました。今回は「率」に関してです。 

我々の仕事は「率」で比較・評価されることが多くあります。それは確かに、ある程度は指標として機能させるべきものでしょう。

 しかし、「率」それだけを判断基準にして、本部で「線引き」を決めて、一律に適用して、個々の事情を聞くこともなく「不振」と決めて「報告書」などの何らかの処置を求められることに違和感を覚える社員も多くいます。 

例えば、200人の生徒を預かっている校舎と、100人の生徒を預かっている校舎があるとします。
 
ある仕事を80人に実施したとします。200人中80人に実施で「40%」。100人中80人実施で「80%」。労力だけで言えば同じです。部門によってその見方は変わりますが(それも問題ですが)、恐らく前者は「やっていない」という扱いでしょう(勿論仕事ですから100%完遂することが求められていることは言うまでもありませんので、ここでは仮定の話で進めています)。 

今の業務量や社員配置の比率は本当に「適正」なのでしょうか。

 大事なのは、「丁寧に個々の事情を見て(聞いて)」その上で「問題点があるのか判断し」効果的な「対処法を考え抜く」ことでしょう。 場合によっては、実際の「数量」で評価することで、社員の納得度も向上する場合もあるでしょう。 

「上司も忙しいから、いちいち部下の状況を個々には考慮できない」というなら、部下の状況を考慮せずに不透明な(本人が納得していない)追加的な改善指示業務をさせることもするべきではありません。 それこそ「業務削減」の対象ではないでしょうか。率でそれこそ「一律」に不振扱いされることで上記の通常以外の「負担」がさらに増えるだけで、改善がまったくなされない、ということになるのではないでしょうか。
   
(社員向けメール第3号より一部を加筆・修正の上掲載)

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