<2011年12月7日:手術翌日の診察>





✅ 手術翌日の 「2011年12月7日 」、鼻全体が酷く腫れて鼻のかたちもおかしくなってしまっていることを少しでも早く伝えようと、私は午前中に耳鼻咽喉科クリニックに向かいました。

診察のためにはマスクを外さなくてはならないのに、マスクを外して顔を晒すことさえが苦痛でたまりませんでした。


✅ 診察室で、「鼻までも酷く腫れてしまっていて、鼻の下だけではなく鼻全体が腫れている。鼻のかたちもおかしくなってしまっている。」 と予想もしていなかった事態が起きたことを伝えると、耳鼻咽喉科医はこのように答えました。

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    ● 《そりゃ鼻も腫れるよー、紙に書いてあったよね? 大丈夫。元に戻るから。》 

    ● 《で、鼻の通りはどうですか?》 
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流れ作業的な取りつくしまもない口調であしらわれ、再び 「松坂大輔」 の名前を出して話題を逸らされました。

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    ● 《松坂大輔って知ってるかな? 彼もこの手術をしてよく眠れるようになった。》 
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手術直前に渡された 【手術後の留意事項】 の用紙には、《鼻の下が腫れますが1週間ほどで必ず腫れはひきますのでご安心ください。》 と書かれていました。



また、「2011年11月4日」 の2回目の診察で私が耳鼻咽喉科医に質問したときには、《猿の惑星みたいに鼻の下が腫れる。でも、一時的なもの。2週間ぐらいでちゃんと引く。》 と回答していて、《鼻も腫れる》 との説明は事前に一言もありませんでした。

ですが、《そりゃ鼻も腫れるよー、紙に書いてあったよね?》 という言葉に疑問を呈することも出来ず、耳鼻咽喉科医の 《大丈夫。元に戻るから。》 という言葉を若干の不信感とともに受け容れるしかありませんでした。




✅ その日もまたファイバースコープを鼻から喉に通す検査が行われました。耳鼻咽喉科医は喉の状態が良くなっていると言っていましたが、私はそれどころではなく憔悴しきっていたので、もう一度鼻についての不安を伝えました。

✅ すると、耳鼻咽喉科医は、《じゃあ、念のために写真を撮っておきましょう。》 と言いながらスマートフォンを取り出しました。

黒いスマートフォンで、白いスカルのシールが貼ってあったのかスマホケースがスカル柄だったのかはわかりませんが、耳鼻咽喉科医のスマートフォンがスカルという妙にカジュアルな柄だったことをなぜか鮮明に覚えています。


✅ 診察室には私の周囲を取り囲むように少なくとも4人の看護師がいました。耳鼻咽喉科医は私の腫れた顔をスマートフォンで撮影しました。なぜ周りを看護師がこんなに取り囲んでいるのだろうと思い、辱しめを受けている気持ちでした。

なぜ写真を撮られる必要があるのかもわかりませんでした。


  (のちに、私はこの写真のカラーコピーを手に入れ、裁判所に提出することになるのですが、その写真に写っている私は、不安からか瞳孔が開ききってしまっているような表情で、鼻も腫れ、魂が抜けた別人のような顔つきでした。)

  (また、のちに 「カルテ開示」 をしてこの手術翌日のカルテも確認することになりましたが、事実とは異なる記述ばかりであることに驚き、カルテが開示されるまでに2週間という必要以上の時間の引き延ばしがあったのである程度は予想していたものの、ここまでするのかという思いでした。)


この手術翌日の診察も 「自費診療  (自由診療) 」 だったため、1万円程を支払い、耳鼻咽喉科クリニックをあとにしました。





 <手術翌日の診察のあと>


✅ それからの1ヶ月、年を越してからの3ヶ月、耳鼻咽喉科医の 《大丈夫。元に戻るから。》 という言葉を信じるしかない状況の中、「鼻」 に変形が起きていることは確実なものとなっていきました。
特に、笑ったりなどの表情に伴って、また 「ア・イ・ウ・エ・オ」 など口を大きく動かす際に変形は際立ちました。

✅  「腫れ」 は引いても 「鼻」 は変形したまま元に戻ることはなく、私は 「鼻」という言葉を口に出すことも出来ない精神状態が続いていました。耳鼻咽喉科医に対する不信感と手術を受けてしまった後悔、私の 「鼻」 に何が起こって変形が起きているのかわからない混乱とショックから、誰に相談することも出来ず、一人で悩み苦しむことになりました。


術後1週間と術後1ヶ月にも診察を受けるようにと 【手術後の留意事項】 の用紙には書かれていましたが、手術翌日の 「2011年12月7日 」 と同様に軽くあしらわれ、「様子をみましょう」 などとごまかされたりすることが手術翌日の耳鼻咽喉科医の態度から容易に想像出来たため、また、外に出ることさえほとんど出来なくなってしまっていたので、耳鼻咽喉科クリニックに出向く心境にはなれませんでした。

✅ 4ヶ月間、毎日 「鼻」 に一体何が起こったのか、何か間違って切ってはいけないものを切られたのではないか……と考え続け、怖くて検索して調べるようなことも出来ませんでした。



【手術後の留意事項】

矯正歯科医にだけは、「舌にはとりあえず不具合はないけれど、「上唇小帯」 の手術には全く納得がいっていない。」 とだけ伝えていました。矯正歯科医も言葉少なく、私も状況を詳しく口に出して説明することは精神的に困難だったので、それ以上のことは伝えませんでした。


私が、アクションを起こさなければならないと決意したのは、4月に入ってからのことでした。私が矯正歯科医から 「舌」 の手術を受けるようにと言われていたのを知っていた歯科の受付の方に、「あれから舌の調子はどうですか?」 と能天気な調子で尋ねられたことがきっかけでした。

あまりに能天気な問いかけを聞いて、初めて耳鼻咽喉科医に対する 「怒り」 の感情が湧いてきたのです。それまで、自分を責めることしか出来ず、また、一旦泣いたら精神が壊れてしまいそうで泣くことも出来ずにいました。


私の 「鼻」 に何が起こったのか耳鼻咽喉科医に確認しなければならない。これだけ時間が過ぎても 「鼻」 が元に戻る気配さえ全くないのだから。これは一時的なものでは絶対にない。

決心がついてからしばらく頭を整理して、「2012年4月27日 」 、私は耳鼻咽喉科クリニックに電話をかけました。

 「舌」 と 「上唇小帯」 の手術をしてから5ヶ月近くが経っていました。



 




#情報のリレー
#舌癒着症と一部の界隈で呼ばれる架空の疾患
#ベビーも成人も鼻中隔下制筋を切ります  (本人尋問)

#向井診療所  (神奈川県大和市)  ※院長 向井將氏  (耳鼻咽喉科)  (→2023年3月閉院)
#山西クリニック  (東京都新宿区)  ※院長 山西敏朗氏  (耳鼻咽喉科)
#丸山歯科医院  (北海道札幌市)  ※院長 丸山弘明氏
#エンゼルクリニック  (北海道札幌市)  ※院長 坂本善哉氏  (形成外科)  (→2017年4月閉院)
#奥山医院  (大阪府門真市→大阪府大阪市)  ※院長 奥山輝実氏   (脳神経外科・心療内科)   (→2022年12月閉院)
#おかざきまりこクリニック  (岐阜県多治見市)  ※院長 岡崎麻理子氏  (泌尿器科・小児科・皮膚科)
#原口クリニック  (長崎県諫早市)  ※院長 原口茂徳氏  (耳鼻咽喉科・消化器内科)

#しらさぎふれあい助産院  (東京都中野区)  ※院長 木村恵子氏
#母乳マッサージ&ヤナギサワ自然育児相談所ビバマンマ  (東京都江東区)  ※院長 柳澤薫氏
#小山自然育児相談所  (栃木県小山市)  ※院長 伊東厚子氏



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