ど基本-長期トレード-⑬- | The wonder of neeton

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FX、株式投資、先物取引、投資信託などで、
チャートや経済指標に騙される人向けです。

主に陰謀家達のトレード手法、
政府や金融当局による経済政策、
市場そのものの構造について、

究極の怠け者neetonが、
読者達の明るい未来のために、
たまに調査しています。

今回も金融トレードに必要であるであろう
経済と金融の基本について、確認していくっす。

 

宿題を出す出すと言いながら、

早くも一年近く過ぎていました。

 

neetonも、金融トレードをやってない時も

モノを売ってるので、暇ではないのです。

何卒、ご容赦ください。

 

物販も安く買って高く売る、

もしくは高く売ってから安く仕入れる=買うことで

利益を出しますから、基本原理は同じです。

 

価値と価格を知れば、損することはほとんどありません。

 

(neetonが失敗する時は、仕入れたモノの価値と価格を

正確にわかっていない時ですね。

つまり憶測や希望的観測によって、適当に売買した時。

最近ではないですが、金融トレードも同様。)

 

どうにもやる気が起こらなかったのですが、

憧れのダン隊長(個人的にピグブレイブのアイドル的存在)が、

どうやら読んでくれているらしいので、

がぜん、やる気が出てきました。

 

neetonの記事を読みたい方は、

「いいね」だけでは、もはや効力を失ってきているので、

何かneetonのエネルギーをチャージしてくれるような

記事を書いてもらえれば、当方も何とか頑張ります。

 

皆さんの面白い記事、感動する記事、役に立つ記事などを

深く期待しております。

 

neetonをあなたのファンにしてください。

よろしくお願いします。

 

neetonは諸君等の力を欲しているのだ!

 

neetonの書いているジャンルには全く関係ないですが、

参考までに、ダン隊長の記事はこちらをクリック

PBキャラ名鑑がお勧めです。

 

それでは、モチベが下がる前に、一気に書き上げますぞー。


今回も長期トレードについてお話します。

 

前回のメイン記事の投稿から、

だいぶたっているので、またまたおさらいからですが、

通貨(紙幣、硬貨、預金=デジタルデータ)の価値の裏付けは、

ほぼほぼGDPです。

 

(正確にはGDPから在庫を引くべきですが、

在庫も値下げすると売れるので、全く価値がないわけではないし、

在庫価値の算出は不可能。

なので若干目減りするんだろうなくらいの認識で良いかと。)

 

GDPとは一年で生産される価値(モノやサービス)の総量のことです。

 

中央銀行が発行する通貨の信用(通貨価値)を

政府の信用によって裏付けされるものではないということは、

ポンド危機、アジア通貨危機、ロシア財政危機などで

政府は通貨価格をコントロールできなったことから、

すでに証明されていると考えます。

 

なので、現政府のある人が言っていた

「ビットコインは政府の裏付けが無いから、信用がない」

という主張は、誤りだということになります。

 

(彼は中央銀行が発行する通貨自体にも、

たいした価値が無いこと知っていて、嘘を言っていると考えてます。)

 

実際にビットコインは、いまだに通貨として機能しています。

 

話を戻しますが、なぜGDPなのかというと、

現時点の金融システムでは、

通貨がないとモノやサービスの売買ができないからです。

 

つまり、GDP分だけ資金需要(通貨の必要性=通貨価値)があるわけです。

 

例えば、日本の場合なら、

日本で生産されるモノやサービスの売買をするには、

「円」という通貨が必要だということですね。

 

昔はGold(正貨)がその役割を担っていましたが、

地球上のGoldの埋蔵量には限りがあり、

全人類が常に携帯できるほど実在しません。

 

さらに通貨を発行する人々は、

通貨そのものには価値がないことを知っており、

通貨の信用(人々が通貨で何でも買えると信じていること)がなくなった途端、

通貨は紙くずになることも知っているので、

実際に価値のある正貨(Gold)を買いあさっているためです。

 

正貨が実体経済で必要な分ほど市中に流通していないわけですから、

一般人の金融・経済では、通貨が正貨の役割を担っているわけです。

 

しかし、新興国のように経済が悪化する(GDPが低下する)と、

その国のモノやサービスが欲しいと思う人が少なくなる

=その国の通貨の資金需要が減るわけで、

比例して通貨価値も下がります。

 

通貨価値が下がれば、タイムラグを経て、

何かのきっかけで、通貨価格も下がります。

 

なぜタイムラグが出るのかというと、

金利は実体経済に遅れて上下されることと、

一般人は通貨価値を意識していないからです。

 

つまり通貨価値は「通貨価値を意識しない人々の通貨に対する信用にも

影響されている」ということです。

 

(価値を知らない人が価値があると信じているから、

実際の資金需要=価値の媒介としての価値以上の、

偶像的な価値=お金があれば安心という保険に似た妄信が

発生してしまっている。)

 

しかし、実体経済の悪化、金利の低下、治安の悪化などをきっかけとして、

通貨に対する信用が低下する(信用不安が起こる)と、

通貨の価格も実際の価値相当の価格に下落するわけです。

(価格は価値に収れんするという平均回帰の原則ですね。)

 

通貨での支払いを価値の裏付けとしている

国債(政府の債務)もまた同様です。

 

では本題の宿題です。

 

①仮に通貨もしくは国債もしくは株式を投資してみたい国を5つリストアップしてください。

 

②その国のGDPと通貨供給量と負債を調べてください。

 

③GDPを通貨供給量に負債を足したもので割ってください。

(現在の通貨と将来支払わなければならない通貨の総量に対する

実際の資金需要=通貨価値の濃度。

お酒に対するアルコール度数と考えてもらえれば良いかと。)

 

④金利とGDP伸び率をチェックしてください。

金利やGDP伸び率のいづれかもしくは両方の転換点が、

価格の転換点になると思います。

(この部分は投資価値に関する話。)

 

また金利に対してGDP伸び率が数%低い場合、

金利に対する信用が低い(金利が下げられる可能性がある)

と考えられます。

 

価値に関する宿題はここまでです。

次から価格に関する宿題です。

 

⑤もっとも通貨価値が高い(資金需要に対して通貨供給量が少ないと見込まれる)国と

もっとも通貨価値が低い(資金需要に対して通貨供給量が多いと見込まれる)国の

通貨もしくは国債もしくは平均株価の月足チャートを確認し、

最安値と最高値をチェックしてください。

 

これがだいたいのターゲットポイントになります。

実際はインフレの影響があるので、

ここより若干高い価格になるでしょうが、

 

将来の最安値もしくは最高値を正確に予想することは

誰にもできないので、ここらへんの価格でチャートパターンが発生した時に、

仕掛ける、もしくは手仕舞いするというイメージです。

 

余裕がある方は、

残り三か国についてのデータも確認して、

表計算ソフトで比較できるようにしておけば、

より深く相対的価値を理解できると思います。

 

⑥ペーパートレード(実際の売買ではなく、単なるシュミレーション)で、

通貨価値の高い国の通貨もしくは国債もしくは株式において、

月足でダブルボトムもしくは逆ヘッド・アンド・ショルダーが確認されたら、

買って仕掛けてみてください。

 

通貨価値の低い国の通貨もしくは国債もしくは株式において、

月足でダブルトップもしくはヘッド・アンド・ショルダーが確認されたら、

売って仕掛けてみてください。

 

通貨価値の高いものに関しては、チャートパターンの発生を待たずに、

(バブル経済が起こる可能性が出てくるので、)

安値圏で大胆な量的緩和が発表された瞬間に、

仕掛けてみるのも有効だと思います。

 

通貨価値の低いものに関しては、チャートパターンの発生を待たずに、

(信用不安が起こる可能性が出てくるので、)

高値圏で金利政策がプラスからマイナスに転じた

(ずっと金利を上げてたのに、急に金利を下げた)瞬間に、

仕掛けてみるのも有効だと思います。

 

ペーパートレードは、ノートや表計算ソフトに

金融商品、ポジション(売りか買いか)、売買日時、

購入価格、購入数、購入額(購入価格×購入数)、売買損益を

記録すれば良いかと思います。

 

株式投資の場合、個別の企業価値を算出しているわけではないので、

インデックスファンド投資を想定しております。

インデックスファンドは空売りできないので、買いのみの対象です。

 

⑦月足チャートを毎週確認し、

GDPや金利や通貨供給量などの経済指標に変化があった場合も確認してください。

 

⑧買ったものに関しては、月足でダブルトップもしくはヘッド・アンド・ショルダーが確認されたら、

売って手仕舞いしてください。

売ったものに関しては、月足でダブルボトムもしくは逆ヘッド・アンド・ショルダーが確認されたら、

買って手仕舞いしてください。

 

買ったものに関しては、チャートパターンの発生を待たずに、

(信用不安が起こる可能性が出てくるので、)

高値圏で金利政策がプラスからマイナスに転じた

(ずっと金利を上げていたのに、急に金利を下げた)瞬間に、

手仕舞いしてみるのも有効だと思います。

 

売ったものに関しては、チャートパターンの発生を待たずに、

(経済破綻するかもしれないので、)

安値圏で大胆な量的緩和策やIMFによる援助停止などが発表された瞬間に、

手仕舞いしてみるのも有効だと思います。

 

(ポジションを持っていれば、もっと儲かるかもしれませんが、

流動性が維持されなくなると、

自分の望むタイミングでの取引自体ができなくなってしまうかもしれない。

=流動性リスクに対するリスク・コントロールのための手仕舞い。)

 

宿題はここまでです。

 

ペーパートレードで利益が出せるようになってから、

実際の売買をやってみれば、

利益が出るようになると思います。

 

最初からお金を使うと失敗する可能性が高いです。

neetonも最初はペーパートレードで価格をチェックしていました。

 

FXでは、そのプロセスをすっ飛ばしたので、

かなりの損失が出ました。

 

金融トレードに興味がある方は、

練習で実力を養ってから、真剣勝負に臨むことをお勧めします。

 

また、実際に投資する場合は、自己責任でお願いします。

(宿題ではありません。)

 

数十回以上、記事のチェックをしておりますが、

長い文章ですので、誤りがあった場合は、

ご連絡を頂ければ幸いです。

 

 

次回も宿題です。

 

 

neetonのスピリチュアルポイントを上げてくれる方は
こちらをクリックしてもらえれば、尋常なく上がるっす。



最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。