経済と金融の基本について、確認していくっす。
ここのところ金融の例を通して、
通貨価値についての話をして参りましたが、
価格について書く事にするっす。
通貨価値について復習する方は、こちら をクリック。
通貨価値の判断基準となる指標として、
金利と通貨供給量、
その裏付けとなるGDP伸び率(経済成長率)、
外貨準備高と国債、失業率と平均株価がありましたが、
実はこれらの要因は直接価格に影響を及ぼさないっす。
つまり、これらの経済指標が上がろうが、下がろうが
それだけでは、相場(≒価格)は全く反応しない
つまり値動きしないっす。
では、価格はどのような要因によって
決定されるのでしょうか?
答えは、たった一つっす。
それは、需給っす。
需給とは、簡単に言えば、
需要(買いたい人)と供給(売りたい人)ことで、
需要に対して供給が少ないと、価格は上がり、
需要に対して供給が多いと、価格は下がるっす。
つまり、売りたい人と買いたい人がいて
これらのバランスによって、
初めて相場が形成されているっす。
さらに補足すると、
経済指標(価値基準)が動くと、
値上がりしたり値下がりしたりするのは、
経済指標によって価格が決定されるのではなく、
経済指標やチャート、またはそれ以外の要因などに反応して、
需要(売りたい人)と供給(買いたい人)のバランスに
変化が起こるからっす。
つまり、売りたい人と買いたい人のバランスの変化によって、
日々、市場価格が決定されていくっす。
売りたい人や買いたい人の人数や取引量に変化なければ、
相場≒価格はピクリとも変化しないっす。
これはあらゆる相場において該当するっす。
ウシジマくんにおいても、
借りたい人と貸したい人がいて
初めて賃借契約が成立するため
どちらかの一方が欠けても、取引は成り立たないっす。
そんなことは分かってるよと
考えられる方が多数と思いますが、
それでは実際に、ある市場の需給が
どうなのかを意識してトレードされている方は
一体何%くらいいるでしょうか?
そのような方は、
既に損小利大の取引をマスターしているため、
私のブログを読む必要は全く無いし、
読んでもいないと考えるっす。
そうではなく、ファンダメンタル分析や
テクニカル分析のみでトレードされている方は、
ここがわかっていないため、ロスカットが遅れたり、
ひどい場合には、ロスカットができないと思うっす。
経済指標がこうだからこうなるとか
チャートがこうだからこうなるではなくて、
売り手と買い手がそれらに反応したり、
もしくは、それ以外の何らかの理由によって、
さらには、大した理由はなくても
誰かと誰かが売ったり買ったりするから、
需給、つまり価格は変化するっす。
( ´艸`) バンメシノオカズデ ウルカ カウカ キメルヒトモ イルカモシレナイ
もちろんファンダメンタル分析やテクニカル分析は
ある人たちにとっては一つ判断材料となるため、
それらを元に売買している人たちに心理的影響を及ぼしますが、
それだけでは、需給=直接の売買にはつながならないということっす。
例えば、
「売れば(もしくは買えば)儲かりそう。
でも今日パチンコで負けたし、
テンション低いからトレードはやめとこう。」
と思って売買行動を起こさなければ、相場は動かないということっす。
売り手と買い手がファンダメンタルやテクニカルなどの判断材料に反応して、
「売れば儲かりそう、もしくは買えば儲かりそう」という
思惑、つまり思い込みや感情によって
実際に売買するから、相場≒価格が動くわけっす。
( ´艸`) ミナサマモ ソウカト
イマイチ、ピンと来ない方が大半だと思いますので、
具体例を挙げていくっす。
バブル経済が最もわかりやすい例になるかと思うっす。
バブル経済では、実際の価値がどうかより、
上昇トレンドで土地や株式がどんどん上がって
「今買えば儲かるかもしれない」という思惑を持って
買いに走った人が多かったから
価格がどんどん上がっていったっす。
逆にバブル経済が弾けた後は、実際の価値がどうかより、
下落トレンドで土地や株式がどんどん下がって
「早く売らないともっと損するかもしれない」という思惑を持って
売りに走った人や、
融資を受けた当時より、
担保価値が予想以上に下落して、
売りたくないが強制的に金融資産を
処分しなければいけない人が多かったから
価格がどんどん下がっていったっす。
また別の視点としては、
流動性の対価となる売買手数料によって利益を生み出す
インターバンク・ディーラーとカスタマー・ディーラーは、
在庫のバランスを取りながら、
価格を設定して、在庫処分していくため、
上昇トレンドであっても売らなければならない場合もあるし、
下降トレンドであっても買わなければならない場合も出てくるっす。
つまり、需給バランスが「売り」か「買い」かの
いづれかに偏っている場合には、
トレンドとは反対に動く力もあるということっす。
これが「騙し」の要因の一つになるっす。
為替ディーラーについて、復習する方は、
こちら をクリック。
さらには、マネーロンダリング(資金洗浄)が目的で
トレードをしている人たちは、経済指標やチャートではなく、
「犯罪がバレにくい条件や時期が整っているかどうか」
を判断材料としてトレードをしているかもしれないっす。
その他にも、ある企業やある資産家が破産して、
債務整理のために金融資産を売却する
ケースも少なくないと考えられるっす。
これら為替ディーラーや法人や富裕層、
さらにブラックマネーまで含めれば、
彼らの取引規模は非常に大きいため、
相場への影響力も、非常に大きくなることと考慮すれば、
必ずしも相場は思惑や取引者の資産状況などによって動かされ
理論通りには動かないこともあるということが
お分かりになられると思うっす。
ここが金儲けのキモになるっす。
最後に「ぺた」「いいね」「ブログランキング」に
クリックしている読者様、誠にありがとうございます。
これによって、neetonは、既にブログに飽きているにも関わらず
もはや逃げられない状況に陥ってるっす。
先月は、気がつけばさぼっちゃってたので、
今月は、もう一回頑張るっす。
(´・ω・`) ブログ ケッコウタイヘン
次回は、市場の歪みについて確認するっす。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。