ど基本-チャートパターンと心理③- | The wonder of neeton

The wonder of neeton

FX、株式投資、先物取引、投資信託などで、
チャートや経済指標に騙される人向けです。

主に陰謀家達のトレード手法、
政府や金融当局による経済政策、
市場そのものの構造について、

究極の怠け者neetonが、
読者達の明るい未来のために、
たまに調査しています。

今回も金融トレードに必要であるであろう
経済と金融の基本について、確認していくっす。

「買い相場より売り相場の方が数倍難しい」・・・

金融市場で生き残るためには
常にこのことを肝に銘じておく必要があるっす。

川下りに例えると・・・

緩やかな流れのところでは比較的に
リラックス出来て、ボートをコントロールしやすいですが、
急な流れのところでは、焦って思考が停止してしまい、
体が硬直して、思うように動かなくなってしまうっす。

そして、運悪くそのまま禁止区域まで流されていってしまうと
自分では身動きが取れなくなって、
助けを待っているだけの状態になってしまう・・・

そのような心理状態に非常に似ているっす。

FXで約400万吹っ飛ばした時のneetonも
まさしくそんな心理状態だったっす・・・


S&P500に連動した投資信託を
頭のない逆ヘッドアンドショルダー(トリプルボトム)の右肩で仕込み、
ダブルトップのネックラインで売り抜け
わずか数年で元本に近い利益を手にしたneetonは、
超舞い上がっていたっす。

そんなneetonは、
アメリカの株式市場から
これ以上たくさんのお金を拾うのは無理だと感じ
別の市場を物色していたっす。

この時、neetonが多くの金融商品は
景気の変わり目においては、
ほぼほぼ連動した動きをするということさえ知っていれば、
あんな悲劇には巡り合わなかったのに・・・

その頃、日本では、スワップ金利を目的とした
円キャリートレードに関する書籍が
書店にたくさん並んでいたっす。

「外国為替証拠金取引?
証拠金って先物かなんかか?怪しいな・・・」

と思いつつも、欲ボケしていたneetonは、
FXに関する書籍を数冊持ってレジに行き、
家に帰って読むと、
こう思ったっす。

「レバレッジかけて高金利をもらう?!・・・
ちょろいじゃん・・・」

気がつけば、FXの口座を開設し、
200万ほど入金していたっす。

はじめのうちは、20万くらい負けたと思いますが、
その後は短期トレードにおける
ボックスでのカウンタートレードと
スワップ金利で約150万円(差し引き約130万円)ほど利益を出していたと思うっす。

(上げ相場では下落の速度と変動幅が、
下げ相場に比べると、比較的に緩やかなので、
買いメインでポジションを持つと、
スワップ金利が損失をカバーしてくれることがあるっす。

もちろん絶対そうなるとは限らないっす。
さらには、このようなトレードを継続すると
ロスカット出来なくなってしまうという甘い罠っす。)

その時、neetonはこう思っていたっす。

「ちょろいじゃん・・・」

そして気がつけば、
レバレッジは約10倍になっていたっす・・・

しかしある日、買い相場(上昇トレンド)から
売り相場(下降トレンド)に転じた瞬間に、
悲劇は訪れたっす。


その頃、neetonは仕事で海外に出張中だったのですが、
出張先でも空いてる時間にFXトレードを続け、
その日(月曜日)は、豪ドルの買いポジションを
週末から持ち越していたっす。

朝、目覚ましが鳴ったので眠いながらも
出社前にPCを立ち上げ、

持ち越していた豪ドルの
日足→60分足→10分足と順番に確認している最中に、
白い棒の連続から突然棒ではなく、
離れたところに黒点が表示されたっす。

「なんだこれ?」

と思った瞬間・・・

黒点に続いて、黒棒がどんどん増えていったっす。
つまり、えらい勢いで豪ドルが急落していったっす。

その時は混乱していてわからなかったですが、
今振り返ると、高値圏での「(下落方向の)窓」
それに続いて「三羽烏」が表示されていたっす。
(((( ;°Д°)))) サンバドコロカ ムレデシタ

このチャートパターンは、両方共、「売り」のサインっす。

それもダブルで出たわけですから、
かなり強力な「売り」のサインであることは言うまでも無いっす。

チャートパターンを確認する方は、
こちらこちら をクリック。


この時、neetonは買い手側でしたが、
もし売り手側になっていたと仮定して、
その心理を身近な例で例えると・・・

工場経営者に散々設備投資を促していた銀行員が、
好況から不況に景気が転換しそうになると、

「流石に、これ以上の利息を払い続けるのは無理だろう・・・
気の毒だが、さっさと資金を引き上げよう」という
金主の心理(=富裕層や彼らの代理人である投資銀行)や

それまでは、事務的に督促していた高利貸しが、
利息が払えなくなり、
債務者の精神が崩壊してくると、

「これ以上の取り立ては無駄だな・・・
あとは徹底的に追い込みをかけて破産させた後は、
手持ちの資産を根こそぎ奪ってやれ
」という
客殺しの心理(=ヘッジファンド)に非常に近いと思うっす。


そして、neetonの方はどうなったかというと、
わずか2分足らずで損失が10万円を超えていたっす。

しかし、完全に思考が停止してしまっていたneetonは、
呆然としたままPCを閉じると、
急いで支度して同僚の待つ場へと
足早に向かっていったっす。

ロスカットもせずに・・・


次回もチャートについて確認するっす。
(今から書くので明日アップ予定っす。)

neetonのスピリチュアルポイントを上げてくれる方は
こちらをクリックしてもらえれば、尋常なく上がるっす。



最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。