経済と金融の基本について、確認していくっす。
金融のみに関わらず、
あらゆるトレードにおいて、損をしたくなければ、
必ず守らなければならないことがあるっす。
それは何なのかというと、
「安く買って高く売る。」もしくは、「高く売って安く買う。」
儲けの鉄則っす。
この鉄則を守るために理解しておかなければならないことが、
「価値」と「価格」っす。
「価値」とは、どれくらい必要している(役に立つ)、
もしくは必要とされているのか。
「価格」とは、みんなはその価値に対して、
いくら払っているのかっす。
必要のないもの、役に立たないものに対して、
お金を払っても損をするということっす。
いわゆる「お金の無駄遣い」というやつっす。
欲しくないのに、ついつい安いからとか限定品だからとか、
興味本位で必要がないものを買って
後から後悔するということは、
ほとんどの人が経験していることかと思うっす。
このようなことをやってしまうのは、
「人間の行動は、感情にかなりの影響を受ける」
ということが原因になっているっす。
金融トレードに置き換えると、
欲に駆られて、お金を突っ込んだり、
混乱して、お金を引き上げてしまっている状態っす。
ギャンブルで冷静さを欠いた時と同じ心理状態っす。
このような感情の影響を受けないために
「価値」と「価格」の関係を知っておく必要があるわけっす。
それでは、お金の「価値」とは、
一体何なのでしょうか?
一番重要な役割が、
「どんなモノにでも好きな時に、交換することが出来る」ということっす。
つまり、お金は引換券(価値の媒介)として必要であるということっす。
逆に言えば、
「好きな時に欲しいものと交換できなければ、
全く役にたたない」ということっす。
つまりお金は、好きな時に誰かが何かと交換してくれるからこそ、
役に立つ=価値があるわけっす。
例えば、
neetonが「にーとんベーカリー」というパン屋をたてて、
そこでパンを作り始めたとするっす。
最初は全く売れませんでしたが、
とある密林にのみ生息する
脳汁の分泌を促す効能を持つ植物の成分を、
パンに混入してみたところ、
飛ぶようにパンが売れて、
neetonは、忙しすぎてノイローゼ気味になったので、
ぬるま湯につかる程度の忙しさになるように、
にーとんパン市場をコントロールするべく、
一日の生産量分の引換券を発行して、
その券を買ってくれた人に対して
パンを売るという販売システムに変えたとするっす。
この場合、パンの引換券が、
お金(価値の媒介)の役割を担うっす。
(地域通貨と呼び、色んな店のポイントやクーポンなども
これに当てはまるっす。)
しかし・・・
元来、なまけものの集大成であるneetonが、
一日の生産量どころか、
一ヶ月分の引換券を発行したとしたら、
どうなるでしょうか?
「こいつ本当に、毎日ちゃんと働いて、
お客さんがパンを買いに行った時に
ちゃんと交換してくれるのか?」ってことになるっす。
さらに、一年分ならどうか?というと、
お客さんはもっともっと不安になって
引換券を買わなくなるっす。
なぜ引換券を買わなくなるのかというと、
交換の対象となるパン(モノ)の量が
引換券(お金)に対して、
圧倒的に不足している状態になっているからっす。
逆に・・・
今度は、誰かがパンと交換する気がないのに、
何となく引換券を買ったり、買い占めたりすることによって、
引換券が手に入りにくくなってしまうとしたら、
どうなるでしょうか?
今度は、使われない引換券の量はもちろん、
それ以上に、パンが売れなくなり、
パンの方が大量に余ることになるっす。
なぜ、パンが買われなくなるのかというと、
引換券(お金)が手に入りにくくなっているので、
にーとんパンを毎日食べても飽きないお客さんまで、
「どうしてもパンが食べたくなるまでパンを我慢しよう」とか
「引換券が安定供給されるようにまで、使わずに持っておこう」
という心理状態になってしまうからっす。
これを国家経済に置き換えると、
お金(通貨)の交換対象(モノ)に当たるものが、
GDPっす。
GDP(国内総生産)とは、
Gross Domestic Productの略で、
ある国において1年間で、新しく生みだされた生産物や
サービスの金額の総和のことっす。
要は、お金の交換対象になりえる
価値(必要なもの)の総称っす。
つまり、通貨供給量(市場に出回っているお金の総量)は、
GDPに対して、多過ぎても、少過ぎても、
お金が価値の媒介として正常に機能しなくなるので、
モノやサービスの総量とお金の総量とで
バランスを取る必要があるってことっす。
このことから、GDPは多くの国で
その国の経済力や景気を計るための
指標(目安)の一つとして、よく用いられるっす。
(`・ω・´) ダンダン フクザツニナルノデ ヒトツヅツ リカイシテネ
次回は、金利とGDP伸び率について書くっす。
neetonのスピリチュアルポイントを上げてくれる方は
こちらをクリックしてもらえれば、尋常なく上がるっす。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。