スキーマー-気配値- | The wonder of neeton

The wonder of neeton

FX、株式投資、先物取引、投資信託などで、
チャートや経済指標に騙される人向けです。

主に陰謀家達のトレード手法、
政府や金融当局による経済政策、
市場そのものの構造について、

究極の怠け者neetonが、
読者達の明るい未来のために、
たまに調査しています。

今回も為替ディーラーのスキームを確認していくっす。


通常、スプレッドによって
利益を得る為替ディーラーは、

顧客もしくは他の為替ディーラーと取引する前に、
買りたい価格と売りたい価格を
あらかじめ提示するっす。
これを気配値と呼ぶっす。

為替ディーラーが提示する気配値は、
変更不能もしくは変更可能のいづれか
になるっす。

為替ディーラーが
変更不能な気配値を提示する場合、
その気配値で取引しなければならず、
その価格のことを変更不能価格と呼ぶっす。

変更不能価格は、
為替ディーラーが持っている在庫の
最大数量までは有効になるっす。

変更可能な気配値を提示するディーラーは、
取引相手に提示された取引の内容が不利な場合は、
取引の価格を変更したり、時には断ることもできるっす。

変更可能な気配値は、
単に取引への興味を引きつけておく手段ですが、
これを疎かにすると顧客が離れてしまうっす。

一般的なビジネスに例えると、
「只今、セール期間なので、
お値段は店員にご相談下さい」などと言ってる
客引き行為みたいなもんす。
ヘ(゚∀゚*)ノ トクシソウッテ オモワセテ ウリツケマス


為替ディーラーは、
スプレッドによって利益を出しますが、
トレンドが偏る=売り買いの在庫のバランスが
崩れてしまうと、

為替差損による損失が出る可能性が高まるため
在庫が余っているポジション(持ち高)に対して、
極端な気配値を提示し、

取引相手が、「今、取引すると損しそうだから、
しばらく様子見て儲かりそうになってから
取引しようか」と思わせることで取引を抑制し、
在庫のバランスを調整するっす。

中には不利な価格でも取引するぞって
取引相手もいますが、
元々、極端なスプレッドによって
利益が上乗せされているわけですから、

仮に為替差損が出てしまったとしても、
スプレッド分の利ざやと手数料で
損失をカバーするという
仕組になっているっす。

為替ディーラーが提示する気配値は、
ある限られた時間内でしか有効でないっす。
取引相手は、気配値が有効なうちに取引するか、
新しい気配値を問い合わせする必要があるっす。

一般的には、価格変動率が高くて
スプレッドが狭く、取引が活発な外国為替市場では、
気配値はすぐに失効するので、

予めどのような気配値に対して、
どのような対応をしておくか
決めておく必要があるっす。

変更不能な気配値を提示する時は、
リスク管理のため、
通常、為替ディーラーは
価格とあわせてサイズも提示するっす。

サイズとは変更不能な気配値を提示する時に、
取引しなければならない最大量のことっす。

為替ディーラーは気配値と合わせて
在庫に影響を与える取引のサイズによっても
リスクを管理するっす。


ここからは余談になりますが、
外国為替証拠金取引(FX)で取引している
トレーダーは、固定されたスプレッドしか
あまり意識する必要が無いと思うっす。

しかし、外貨預金で取引しているトレーダーは、
手数料と情報が開示されていないスプレッドを
意識する必要があるっす。

言い換えれば、外国為替のチャートすら確認せず、
「儲かりそうだから私もやってみたい」という
おばちゃん層のような顧客は、
最初から金融業者にカモられる運命にあるってことっす。
ヽ(;´ω`)ノ モウケタケレバ マズシクミヲ リカイシマショウ


では、FXが単純に有利かと言いますと、
流動性リスク(極端にトレンドが偏って、取引が成立しない)
信用リスク(金融機関がつぶれて、財産がなくなる)
があるため、手数料は少ない分、
リスクが大きいと考えるべきっす。
( ・(ェ)・) ブラックマンデーヲ オモイダシクダサイ

つまり、シティバンクとよくわからないFX業者では
資産規模が桁外れに異なるので、
トレーダーが負う様々なリスクも、
桁外れに異なるということっす。

これらのリスクについては、
必ず約款に書かれているはずなので、
最悪、資産が0になっても自己責任ですよ
ということは肝に命じておく必要があるっす。
(;´Д`)ノ ホントウニ リスクヲイシキシテルヒトタチハ ホンノワズカデス


次回は、在庫管理について、確認するっす。


neetonのスピリチュアルポイントを上げてくれる方は
こちらをクリックしてもらえれば、尋常なく上がるっす。



最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。