スキーマー-LIBORの問題点- | The wonder of neeton

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FX、株式投資、先物取引、投資信託などで、
チャートや経済指標に騙される人向けです。

主に陰謀家達のトレード手法、
政府や金融当局による経済政策、
市場そのものの構造について、

究極の怠け者neetonが、
読者達の明るい未来のために、
たまに調査しています。

今回も銀行のスキームを確認していくっす。

LIBORの続きっす。

LIBOR (London Inter-Bank Offered Rate) とは、
ロンドン市場での銀行間取引
(銀行同士の資金の貸し借り)において、
貸出金利の基準となる平均金利のことで、

世界中の短期金利の指標となっている
金利のことっす。

ちなみに、LIBORの他にも
ユーロ圏ではEULIBOR、日本ではTIBORもあり、
LIBORの中にも、円LIBOR、ドルLIBOR、
ユーロLIBORなどもあるっす。

そしてこれらの短期金利指標は、
長期金利にも影響を及ぼす要素となるっす。
忘れた方はこちら をクリック。


このLIBORは、
英国の主要銀行の自己申告により
計算されるのですが、

問題点として、
銀行が短期の貸出し実勢レートを
報告する義務がないことが挙げられるっす。
| 壁 |д・) マタ アヤシサ マンテンダナ


金融市場における融資取引の慣例として、
企業の短期借入や住宅ローンは、
LIBORに何%上乗せという形で
銀行から融資されるため、

LIBORが上がれば
銀行の融資利息による
利益が増えるっす。

しかし、金利を上げると、
資金の流動性に対して、
金融市場が不安を感じるっす。

つまり質への逃避が、
起こる懸念が発生するっす。
(*´Д`)=з ドウスリャイインダ?


そのような場合、LIBORを談合によって吊り上げ
申告する金利は低金利にしておくと、
銀行は利益を増やしつつ、
財政状態も健全に見せかけることができるっす。
ヘ(゚∀゚*)ノ イワユル フンショクダネ


そのような環境下で、2008年5月29日に、
初めてLIBORが、
「実勢よりも低く見えるように
数値が操作されている」と報じられたっす。

そして、昨年2012年には、
スイスの連邦競争委員会(SECみたいなもん)が
日米欧の金融大手に対して、
金利談合疑惑の調査を開始したっす。
(`・ω・´) ドコモカシコモ フセイデスカ・・・


こちらの金利談合事件については、
マクロ経済学さんが、
すでに分かりやすくまとめてくれていますので、
そちらをご参照して下さい。

マクロ経済学さんがまとめた
LIBOR金利談合事件については、
こちら をクリック。


銀行については、
基本的な説明はできたかと思うので、
次回は、銀行のまとめっす。


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こちらをクリックしてもらえれば、尋常なく上がるっす。



最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。